11月3日は「文化の日」です。
「文化の日」は、
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」
という趣旨で、昭和23(1948)に、
現在の「祝日法」で制定された国民の祝日です。
元々は、第122代・明治天皇の誕生日で、
明治時代には「天長節(天皇誕生日)」、
大正時代には忌日の7月30日が
「先帝祭」とされていましたが、
昭和に入ると「先帝祭」は大正天皇の忌日となり、
明治天皇を記念する日がなくなることから、
11月3日を「明治節」として祝日としました。
文化勲章の親授式
毎年11月3日の「文化の日」には、
皇居で文化勲章の親授式が行われています。
「文化勲章」とは、
文化・芸術・スポーツ・科学技術などの分野で、
目覚ましい功績を挙げた人に対して与えられる
日本の勲章の一つです。
美術館や博物館などが無料開放
「文化の日」には、全国各地の
特に、国公立の施設は無料開放される
ケースが多いので、
気になるスポットがあれば
入場料の有無や例年の混み具合などを
調べておくと良いですね。
入場料を無料にするところもあります。
「読書週間」
「文化の日」を中心に2週間(10/27~11/9)
に渡って、「読書週間」といって、
読書を推進する行事が集中して行われます。
東京都の神田神保町の古書店街
(通称「神田古書店街」)では、
昭和35(1960)年から
「東京名物神田古本まつり」が
行われています。
令和5(2023)年の
「第63回東京名物 神田古本まつり」は、
10月27日(金)から11月3日(金・祝)までの8日間、
開催されます。
晴れの特異日

「文化の日」は気象学的には
「晴れの特異日」として知られています。
「特異日」とは、ある特定の気象状態が
現れる割合が前後の日に比べて
高い日のことを言います。
気象学的な根拠は不明ですが、
「晴れやすい日」と言えるのです。