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お盆の期間中に避けるべきこと一覧

 

 
 
「お盆」は、家に帰って来た御先祖様を祀り、
供養する行事です。
そのためお盆時期中に、
むやみな殺生やお祝い事することは、
相応しくなく避けるべきだと言い伝えられて
きました。
お盆期間中に避けるべきと言われている
いくつかの行動についてご紹介します。
 
 

海や川に行くこと

 
お盆期間は、あの世から御先祖様が
帰って来られる時期であることから、
「お盆に海や川に入ると、
 あの世から帰ってきた霊に連れていかれる」
「川に引き込まれる」と言い伝えられて
きました。
御先祖様を丁寧にお迎えすべき時期に、
海や川へ遊びに行くという行為を戒めるために
伝えられた話とも言われます。
 
 
お盆の期間中は、親戚や親しい人を訪ねたり
招いたりと、大人が目を離している隙に、
子供達が勝手に水辺に遊びに行ってしまい、
何かあっても助けられないという懸念から、
水辺に近づくのは良くないと言われていたとも
言われています。
 
またこの期間は、
高波や台風、大雨などが発生し、
水辺が危険になるという点もあります。

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家や仏檀の引越し

お盆の時期に引越しなどの大きな変化をすると、
御先祖様の霊が戻って来れなくなるため、
この時期は避けたほうがいいとされています。
 

むやみな殺生

 
「不殺生戒」の期間であるお盆には、
むやみな殺生を避けた方が良いでしょう。
 
釣り・虫捕り
 
具体的には、「魚を釣り上げて食べる」、
生きもの捕獲する「虫捕り」です。
 
 
またお盆期間は、
御先祖様が虫などの生き物に乗って
この世に帰ってくると言われているため、
生き物を殺してしまうと御先祖様の帰る手段が
なくなってしまうとも言われています。
 
動物性のものを食べること
肉、魚は出来るだけ避けて、
精進料理を食べるようにするなどが
必要です。
 
トゲや毒のある花を飾る
 
トゲや毒のある花を飾るのは
避けるのが無難と言われています。
棘のある花は
殺生や怪我を連想させるためであり、
毒のある花は御先祖様に毒を捧げることに
なってしまうためです。
 
 
また、縁起が悪いと追われる「黒い花」や
「花が頭から落ちてしまう花」、
お線香の香りを妨げたり、
不快に感じる可能性のある「香りの強い花」も
控えましょう。
・棘のある花 :バラ、アザミ
・毒のある花 :彼岸花、水仙、芍薬、鈴蘭、
        ポピー、紫陽花
・花が頭から落ちてしまう花:椿、牡丹
・香りの強い花:金木犀、女郎花、クチナシ、
        カサブランカ、ラベンダー
 
怪我の恐れがある作業
 
針仕事などをして誤って指を怪我をすると、
出血してしまう可能性があります。
仏教では血を「穢れ」と捉えているため、
出血の可能性のある作業は避けるべきと
されているのです。
 

結婚式などのお祝い事

 
「お盆」は御先祖様の供養をする期間のため、
喪中に近いイメージがあるため、
慎み深く過ごしましょう。
お祝い事をすると災いに転じるのではないかと
言われています。
ましょう。
 

大きな買い物を控える

 
お祝い事と同様に、金額の大きな買い物も
控えた方がいいと言われています。
 
 
特に車に関しては、お盆の期間中は、
供養してもらえない霊が彷徨っているため、
事故に遭わないようにという願いを込めて
この期間の「納車」を避ける傾向があります。