寒し
気温が著しく低い時の、
肌に感じる寒さを言います。
特に寒い場合は「厳寒」 「酷寒」と言います。
心理的に寒々とした情景にも使います。
なお、低温を皮膚で感じると「冷たし」となり、目や耳で感じると「冴ゆ」となります。
寒冷(かんれい)
冷え冷えとして寒いこと。
寒きびし(かんきびし)
冬の最も厳しい寒さのこと。
シベリアからの「寒波」が日本を襲い、
厳寒をもたらしますが、
殊に1月の「寒」に入ってからは
ますます寒さが厳しくなります。
この寒さは「大寒」の頃をピークに
2月まで続きます。
太平洋側と日本海側ではかなり異なりますが、
低温、強風、降雪などを伴います。
寒苦(かんく)
寒さによる苦しみ。凍えるような寒さ。
「寒苦に責められる」という言葉があります。
寒威(かんい)
厳しい寒気。寒さの勢い。厳しい寒さ。寒気。
厳寒(げんかん)
冬の最も厳しい寒さのことで、
二十四節気「大寒」前後の寒さを言います。
太平洋側と日本海側ではかなり異なりますが、
低温、強風、降雪などを伴います。
しばれ

北海道、東北において、
特に厳しく冷え込んだり、
ものみな凍るように感じられるほど
寒いことを表した「方言」です。
単に「冷え込む」「凍てる」という場合よりも
厳しい寒さであり、寒気に対する畏怖すら
感じられる言葉です。
冷たし
冬の冷え込む寒さを触感的に捉える言葉。
「寒し」は大気の温度について言いますが、
「冷たし」は、その物体に触れた時の
皮膚感覚を表す言葉で、
「爪痛し」(つめいたし) からきた語とも
言われています。
転じて、人心や人情の冷たさや薄さにも
使われます。
冴ゆ
「冷たし」とか「寒し」という状態が
更に極まって、
大気、光、色、音などが澄み渡り、
そこに透明感のある凛とした感じが加わり、
まさに「寒」の時期の厳しい寒さに相応しい
言葉です。
「冴ゆ」を視覚的な面で捉えた場合、
大気が澄み切って
月や星が輝くように見えるところから
「冴る夜」「月冴ゆ」「星冴ゆ」。
一方聴覚面では、
音がよく透るように感じられるため、
「声冴ゆる」「音冴ゆ」「鐘冴ゆ」などと
用いられます。
また寒風が吹き過ぎて行くと同時に、
頬を切られるような冷気を感じることを
「風冴ゆる」などと言う場合は、
触覚的な感覚もあるようです。
凍(冱)てつく(いてつく)

寒気に晒されて、物が凍るような寒さ。
月、星、雲、風といった天空の物を始め、
山、町、時には人の頬までも凍てつきます。