昔の暦には、
カレンダーには、日付や天文現象の予報以外、
日時の吉凶・禁忌などの迷信的な事柄が
多く書き込まれていました。
これを「暦注」(れきちゅう)と言います。
この「暦注」(れきちゅう)の中で、
九星、暦注下段以外のものを総称して
「選日(撰日)」(せんじつ)
または「雑注」と言います。
大犯土・小犯土の8つです。
一粒の籾が万倍もの実を実らせるという大吉の日で、結婚、引越しには吉日。
何かを始めるにはとても良い日ですが、但しお金を借りたりすることは「凶」です。
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不成就日 |
何をやっても思っていた結果に
結びつかない日。
結婚や引越しには凶です。
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八専 |
同気が重なる「専一」が八日あることから「八専」。同気が重なると、凶はますます凶となるとされる。この期間は降雨が多く、特に八専の2日目を「八専二郎」と言い、この日に雨が降ると長雨になるとされており、農家の厄日の一つとなっています。
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十方暮 |
四方全てが闇に覆われ、天地の気が相互に敵対するため、八方塞がりになりやすくなるため、万事何をしても上手くいかず途方に暮れるので、静かに暮らすべき厄日。特に、婚姻、新しい事、遠出、移転、相談事、建築は”凶”とされています。
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天一天上 |
この期間は、天一神(てんいちしん)という方角の神様が天に上って悪さをしないので、吉日とされます。
代わりに日遊神(にちゆうしん)が下りてきて、人家に留まって祟りを起こすため、家を綺麗にしなくてはならないとされます。
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三隣亡 |
棟上げなどを行うと三軒隣まで亡ぼすとされ、建築に関することは「凶」とされます。
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三伏 |
「初伏」「中伏」「末伏」の3つの総称で、いずれも凶日です。旅行、種まき、療養、婚姻、子作り、事業開始、移転などは全て慎むべき日とされます。
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大犯土 小犯土 |
この期間は、文字通り土を犯してはならない日なので、井戸掘りや墓を築くこと、種まき、土いじりは一切慎むこととされます。
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