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初顔祝(はつがおいわい)

「鏡開き」は、本来は1月20日だったそうです。
 
かつて戦国時代や江戸時代の武家社会において、
正月に武士の魂とも言える鎧・兜などの
甲冑(かっちゅう)の前に
具足餅(ぐそくもち)または武家餅(ぶけもち)
供えました。
そして、1月20日の語呂合わせで
「刃柄祝」(はつかいわい)と言って、
供えたお餅を下げて、槌(つち)などで割って食べました。
 

 
女性もこの日は鏡台に供えたお餅を
食べました。
こちらは「二十日を祝う」にかけて、
「初顔祝」(はつがおいわい)と言いました。
鏡台に供えたお餅を下げる前に、
鏡に顔を映して拝礼する習わしだったそうです。
 
因みに、新年になって初めて、
鏡に向かって化粧をすること、
またはその際に用いた鏡を
「初鏡」(はつかがみ)と言います。
 

 
鏡開き」が11日になったのは、
三代将軍家光の月命日
(慶安4(1651)年4月20日)に
重なったからだと言われています。
  
「鏡餅」は丸いお餅を鏡に見立てたもの。
お供えしたお餅で作った雑煮を
「福入り雑煮」と言うそうです。
 

 
「初顔祝いの日」には鏡に笑顔を映して、
新たなスタートを切りましょう!
 

 
 

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