うまずたゆまず

コツコツと

竹の春(たけのはる)

 
日本の国土は、
森林が約66%を占め、
そのうちの約50%が「天然木」、
40%が杉や檜などの「人工林」、
残りは「竹林」などだそうです。
 

 
「竹」には独特の四季があります。
 
「竹」は、春には筍(たけのこ)を育てるため、
親竹はその勢いを弱めて
秋のようにハラハラと落葉することから、
「竹の秋」と呼ばれます。
 
 
初夏に顔を出した筍はすくすく育って、
若竹は立派な竹となり、旧暦の八月になると、
夏に蓄えた養分で葉を青々と茂らせます。
そこから、秋の竹は「竹の春」と呼ばれます。
 
 
竹を切る時期も、この頃が選ばれます。
滅多に咲かない「竹の花」も、
大概、秋に咲くので、秋の季語とされています。
 


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涼し気な竹の若葉は、
名月を一層引き立てます。
かぐや姫が月に帰ったのも、
「中秋の名月」の夜でした。
 

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