現在、「おにぎり(おむすび)」の記念日が
3つあります。
1月17日の「おむすびの日」、
6月18日と11月18日の「おにぎりの日」です。
6月18日は「おにぎりの日」
毎年6月18日は「おにぎりの日」です。
昭和62(1987)年11月に、
石川県能登半島に位置する中能登町の
西に聳える眉丈山(びじょうざん)の尾根上にある
「杉谷チャノバタケ遺跡」から
「日本最古のおにぎり」の化石、
「チマキ状炭化米塊」が出土しました。
このおにぎり化石(チマキ状炭化米塊)は
約2000年前の弥生時代のものと推定され、
日本最古のおにぎりとして話題となりました。
この発掘を機に、
当時の鹿西町(ろくせいまち)は
地域おこしのため「おにぎりの里」として
様々なイベントが開催したり、
古代米づくりが始められました。
現在、中能登町では、主にうるち米の「赤米」と
もち米の「黒米」「緑米」が作られています。
また、食用としてではなく観賞用としての
古代米も一部生産されています。
6月18日を「おにぎりの日」に制定しました。
日付は、鹿西の「ろく(6)」と、
毎月18日の「米食の日」から取って
作られたと言われています。
その後旧・鹿西町は、平成17(2005)年3月1日に、
隣接する町と合併して「中能登町」になり、
中能登町の合併10周年を期に
平成27(2015)年6月19日に、地域活性化や
農業振興及び地域ブランド育成のため、
中能登町版「おにぎりの日」に関する
条例が制定され、
おにぎりに親しむイベントが行われ、
おにぎりの化石のレプリカが、
JR能登部駅や道の駅「織姫の里なかのと」に
展示されています。
11月18日も「おにぎりの日」
11月18日も「おにぎりの日」です。
「日本最古のおにぎり(チマキ状炭化米塊)」が
発見された「11月」と
毎月の「米食の日」の18日を合わせて
作られました。
1月17日は「おむすびの日」
1月17日は「おむすびの日」です。
「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が
平成12(2000)年に制定しました。
この日の由来は、平成7(1995)年1月17日に
発生した「阪神・淡路大震災」です。
寒さが厳しい時期、食べ物もなく、
不安のどん底にいた被災者を助けたのは、
ボランティアの人達によって
行われる炊き出しの中でもすぐに、
そしてどこでも食べることが出来る
「おむすび」でした。
これを機に、
お米やご飯の大切さを見直す運動が始まり、
平成11(1999)年4月、兵庫県が事務局となって、
設立され、取り組みが始められました。
そして、いつまでも食料、取り分け米の重要性、
ボランティアの善意を忘れないために、
1月17日を「おむすびの日」と定めました。
なお「ごはんを食べよう国民運動推進委員会」は
平成30(2018)年8月31日に解散し、現在は、
「おむすびの日」に関する活動を引き継ぎ、
「主食である米の重要性を再認識してもらい、
ボランティア善意を希薄させない」ために
「おむすびの日」に因んだ
イベントなどを実施しています。
毎月18日は「米食の日」
毎月18日は「米食の日」です。
「米」という漢字が
「十」と「八」に分解出来るからで、
昭和53(1978)年10月に
三重県が制定しています。
が、どうして三重県かは不明です。
因みに、奇しくもこの年、セブンイレブンで
全国初の量産型おにぎりが販売開始されました。
8月18日は「米の日(お米の日)」
正式に認定されている記念日ではなく、
発案者も定かではありませんが、
8月18日は「米の日(お米の日)」です。
日付の由来は、「米」の漢字を分解すると
「八」「十」「八」となることからという
説が有力です。
また、米を作るためには「88」の工程が
必要だからとする説もあります。
3月9日は「雑穀の日」です
一般社団法人「日本雑穀協会」は
3月9日を「雑穀の日」に制定しました。
日付は「ざっ(3)こく(9)」(雑穀)と
読む語呂合わせが由来です。
「雑穀」とは、主食として食べられている
穀物(米・小麦・トウモロコシ)を除いた
穀類のことを指します。
主な雑穀には、大麦・はと麦・オーツ麦・
もち麦・黒米・赤米・大豆・高きび・あわ・
きび・ひえ・アマランサス・キヌア・
そばの実などがあります。
近年は、その高い栄養価から、
「スーパーフード」として注目されています。