「帰忌」とは、「天棓星 」(りゅう座のβ,γ,ζ,ν星)の精のことです。
「帰忌日」には、天からこの星の精が降りて、
門のところで家人が帰宅するのを妨害すると
言います。
奈良時代(天平勝宝8歳)に
正倉院に納められた「具注暦」に記載されて
いるくらい、古い歴史を持ちます。
この日は、旅行先からの帰宅、里帰り、
遠出、や引っ越しなどを忌み、
貸し出した物の返却、移転、金銭の貸し出し、
嫁取りなどが不吉としています。
「帰忌日」の選日法
帰忌日の日取りは、節切りの月毎に該当する
干支の日が決まっています。
3カ月毎に同じ干支の日が配されます。
1・4・7・10 月 | 丑 |
2・5・8・11 月 | 寅 |
3・6・9・12 月 | 子 |