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母の日には「カーネーション」

5月の第2日曜日は「母の日」です。
令和6(2024)年は5月12日です。
この「母の日」には、
日頃の感謝の気持ちを伝え、
カーネーションを贈る習慣が定着しています。
 
 

なぜ、「母の日」に
カーネーション?

 
母の日」が生まれたのは、
20世紀初頭の米国です。
1907年、米ウェストヴァージニア州在住の
アンナ・ジャービスという女性が
亡くなった母のために追悼会を開いたのですが、
このことがきっかけとなり、
1914年に、当時のウィルソン米大統領が、
アンナの母が亡くなった
5月の第2日曜日を「母の日」として定め、
国民の休日となりました。
 
 
日本で初めて「母の日」のイベントが
開かれたのは、明治末期頃。
当時教会で行われたイベントによって、
人々の間に広まったと伝えられています。
 
 
なお、アンナ・ジャービスが
亡くなった母を偲んで、
祭壇に白いカーネーションを供えたことから、
「白いカーネーション」は
母の日」の象徴となりました。
(参列者に配ったとも言われている。)
 

www.linderabell.com

 

赤いカーネーション?
白いカーネーション?

 
アンナは、
母親を失くしている人は「白いカーネーション」、
母親が健在な人は「赤いカーネーション」を
胸に飾ることを提案していたそうですが、
それがやがて母親にカーネーションを贈る
習慣に変化したと言われています。
 
 
日本でも「母の日」が浸透した当初は、
母親が健在かそうでないかで
カーネーションの色を区別していましたが、
母親を失くした子供が
傷つくのではないかという声が上がり、
母の日」には「赤いカーネーション」を
贈ることが主流になりました。
 

カーネーション

 
「カーネーション」はナデシコ科の花で、
毎年花を咲かせる多年草の植物です。
 
原産地は地中海沿岸の地域とされており、
現在広く流通しているのは、
多くの近縁種を掛け合わせて作られた
交配種です。
 
「カーネーション」は、古代ギリシャ時代には
既に人々の手によって栽培されていました。
 
 
改良が始まったのは16世紀頃の英国で、
最初は白や赤などの品種から作られ始めたと
されています。
 
17世紀頃には更に様々な色の品種が開発され、
形も大輪のものから八重咲のものまでが
作られるようになりました。
 
その後、仏国・米国と改良の舞台は移り変わり、
現在流通している品種に近いものが
次々と作られていきました。
 
因みに、「カーネーション」が
日本に入ってきたのは江戸時代初期頃。
当時の貿易相手国であったオランダから
持ち込まれたと考えられています。
 

プレゼントする時に気をつけたい
カーネーションの色の意味

 
母の日」に贈られるカーネーションの
定番の色は「赤」ですが、
ピンク色のカーネーションも可愛らしくて
人気があります。
他にも様々な色のカーネーションが
ありますので、それぞれの色の意味を
ご紹介します。
 
 
因みに、カーネーションの花言葉は、
「女性の愛」「感覚」「感動」「純粋な愛情」
などです。
 
赤(定番)
「母への愛」「母の愛」「純粋な愛」
「真実の愛」などです。
カーネーション各色の花言葉の中で、
最も直接的な母親への想いが込められて
います。
 
深い赤
深い赤のカーネーションは、
同じ赤でも色味が暗いことから、
「私の心に哀しみを」という
意味合いに変わります。
ですから「母の日」には、
単に赤い色を選ぶのではなく、
色の明暗にも着目することが大切です。
 
母の日」が始まった頃に
シンボルとされていた
白いカーネーションの花言葉は
「私の愛情は生きている」や「尊敬」です。
亡くなった母親を偲んで贈る花の定番として
有名なカーネーションです。
 
ピンク
可愛らしいピンクのカーネーションの花言葉は
「感謝」「気品」「温かい心」「美しい仕草」。
赤いカーネーション同様、
ピンクも「母の日」に伝えたい想いが
込められた花言葉になっています。
 
黄色
その華やかな見た目に相応しく、
「友情」や「美」という花言葉を持ちます。
 
オレンジ
オレンジのカーネーションの花言葉は
「熱烈な愛」や「純粋な愛」です。
どちらかと言えば、恋人へ向けられる愛に近い
ニュアンスでしょうか?
 
青いカーネーションの花言葉は、
「永遠の幸福」です。
幸せを願う温かい気持ちが込められています。
 
古くから高貴な色とされる
紫のカーネーションの花言葉は、
「誇り」や「気品」です。
落ち着いた色合いから、
亡くなった母親を偲んで贈る
アレンジメントなどに使用されています。
 

プレゼントする時に気をつけたい
「カーネーションの本数」

  •  1➡「私の運命の人はあなたです」
  •  3➡「私はあなたを愛しています」
  •  4➡「私はあなたを一生愛し続けます」
  •  6➡「私はあなたに夢中です」
  •  8➡「私はあなたの思いやりに
         感謝しています」
  •  9➡「いつまでも一緒にいよう」
  •  11➡「あなたは私の最愛の人です」
  •  12➡「全てをあなたに誓う」
ダズンフラワー12本の花1本1本に、
「感謝・誠実・幸福・信頼・ 希望・愛情・
 情熱・真実・ 尊敬・栄光・努力・永遠」
という意味を込めて贈ってみませんか?
  •  40 ➡「私はあなたに永遠の愛を
          誓います」
  •  50 ➡「永遠」
  •  99 ➡「永遠の愛」
  • 108➡「私と結婚して下さい」