明治5(1872)年10月14日、
新橋(後の汐留駅)~ 横浜(現:桜木町駅)間に
日本で最初の鉄道が開通したことを受けて、
それから122年後の平成6(1994)年に、その誕生と発展を記念し、
毎年10月14日を「鉄道の日」と定めました。
正式開業日である明治5(1872)年の10月14日(明治5年9月12日)には、
新橋駅で式典が催されました。
そして、明治天皇と建設関係者を乗せた「お召し列車」が
横浜まで往復運転しました。
営業運行が始まったのは翌10月15日。
正式開業時の列車本数は、1日9往復、全線所要時間は53分、
表定速度は32.8km/hであったそうです。
そして開業時の全区間の運賃は、
上等が1円12銭5厘、中等が75銭、下等が37銭5厘。
下等運賃でも米が5升半(約10kg)買えるほど高額なものでした。
なお、今年、令和4(2022)年は、
日本初の鉄道が開業してから150年の節目を迎える年です。