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十方暮(じゅっぽうぐれ)

「十方暮」は陰陽五行説に基づく「暦注」で、
干支(十干十二支)の
21番目に当たる「甲申」( きのえさる)の日から
30番目の「癸巳」(みずのとみ)に至る10日間を指します。
 
この期間中は、十方の気が塞がって、
何の相談事も上手くいかず、労して功の少ない日とされ、
事を起こしても失敗、損失を招く恐れがあるとされています。
 
更に、「十方」を「途方」(とほう)と読み替え、
「途方に暮れる」ともされます。
 
 
五行説の考えから「十干」、「十二支」はそれぞれ
「木」「火」「土」「金」「水」のどれかが割り当てられており、
これらの「十干」と「十二支」を組み合わせると
60の組み合わせが出来上がります。
 
 
「十方暮」の期間は、以下の通りになります。
 
干支 音読み 訓読み 十干 十二支
21. 甲申  こうしん きのえさる
22. 乙酉  いつゆう きのととり
23. 丙戌  へいじゅつ ひのえいぬ
24. 丁亥  ていがい ひのとい
25. 戊子  ぼし つちのえね
26. 己丑  きちゅう つちのとうし
27. 庚寅  こういん かのえとら
28. 辛卯  しんぼう かのとう
29. 壬辰  じんしん みずのえたつ
30. 癸巳  きし みずのとみ
 
例えば、
「甲申」(きのえさる)は「甲」=「木」、「申」=「金」、
「癸巳」(みずのとみ)は「癸」=「水」、「巳」=「火」 となっています。
 
 
「五行相剋」によると、
水・火・金・木・土の五つの根元要素は、
互いに力を減じ合う関係にあると、「凶」となります。
 
  • 木は土に剋つ:種(植物)は土を破って出てくる、
           草木は土に根をはって土の養分を吸収する
  • 土は水に剋つ:土は水を吸収して、堰き止める
  • 水は火に剋つ:水は火を消す
  • 火は金に剋つ:火は金属を溶かす
  • 金は木に剋つ:金属(斧・ノコギリなど)は木を切り倒す
 
一方、「五行相生」(そうしょう)は、
相手の力を促進したり、育てたりする関係を表します。
  • 木が火を生む:木をこすると火が生じ、木が燃えて火になる
  • 火が土を生む:火は木を燃やし、灰(土)を生じる
  • 土が金を生む:土の中から鉱物(金属)が採掘される
  • 金が水を生む:岩石の割れ目や地層の隙間に地下水がある
                              (諸説あり)
  • 水が木を生む:水が草木を生長させる
 
 
「丙戌」(火・土)と「己丑」(土・土)の二つは
相克関係にはなく相性は悪くないのですが、
この2日もまわりの日の影響を受けて、
「凶日」になると言われています。
この10日間は何をしても上手くいきません。
 
 
  - 令和3(2021)年の「十方暮」 -
  •  2月 5日(金)~ 2月14日(日)
  •  4月 6日(火)~ 4月15日(木)
  •  6月 5日(土)~ 6月14日(月)
  •  8月 4日(水)~ 8月13日(金)
  • 10月 3日(日)~10月12日(火)
  • 12月 2日(木)~12月11日(土)

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