うまずたゆまず

コツコツと

節分に食べると縁起の良い食べ物12選

 
節分に食べると縁起の良い10個の食べ物
  1. 節分の定番「恵方巻き」
  2. 歳の数だけ食べる「大豆」
  3. 鬼が苦手な「鰯」
  4. 厄を断ち切る「節分蕎麦」
  5. 世の中を回したい「麦飯」
  6. 「いも汁(とろろ汁)」
  7. 温まる「けんちん汁」
  8. 体の毒を出す「こんにゃく」
  9. 意外な食べ物「鯨」
  10. 「小判菓子」
  11. 昔は貴重な「ぜんざい」
  12. 長寿を願う「福茶」
 
 
1.節分の定番「恵方巻き」

七福神に見立てた7つの具を入れ、
その年の「恵方」に当たる方角を向いて
丸かじりすることで、
病気を寄せ付けず幸福を呼ぶと言われている「恵方巻き」。
令和6年の「恵方」は「東北東」です。
「恵方巻き」を切り分けると
縁も切れてしまうとされているので
切らずにそのまま、黙って食べるように
しましょう。

www.linderabell.com

 
 
2.歳の数だけ食べる「大豆」

「節分」の日には豆まきをした後、
自分の歳の数だけ豆を食べます。
大豆を使うようになったのは、
都を荒らしていた鬼を追い払ったからとか、
最古の医学書に
「大豆は鬼毒を殺し痛みを止める」と
記述があったからとか言われてます。
なお、北海道、東北地方、九州の一部では、
大豆の代わりに落花生(ピーナッツ)を
使います。
大豆に比べて衛生的で、
拾い集めやすいためだそうです。

www.linderabell.com

 
 
3.鬼が苦手な「鰯」(いわし)

関西を中心に西日本では、節分の定番として
「イワシ」が食べられています。
「イワシ」の臭いや焼いた時に発生する煙は
鬼を遠ざけると言われているからです。
伝統的には、塩漬けにした
「塩イワシ」を食べますが、
最近では、「イワシの塩焼き」を食べる家庭も
増えているようです。

linderabella.hatenadiary.com

 
 
4.厄を断ち切る「節分蕎麦」

 

旧暦では「立春」の前日の「節分」が
1年の最後であるとされていたから、
江戸時代の後期頃までは
「節分」に蕎麦を食べていたようです。
 
蕎麦は麺類の中でも切れやすく、
1年の厄を断ち切ることが出来るという
縁起担ぎで食べられるようです。
名産地である島根県出雲地方や長野県では、
現在も「節分」に蕎麦が食べられています。
 
 
5.世の中を回したい「麦飯」

岡山県、広島県、島根県、山口県の
麦作地帯では、
麦への感謝を込めた
農耕イベントを行う「節分」の時に、
鰯と一緒に麦飯を食べる風習があるそうです。
麦飯を炊くことを
「麦をよます」と言ったことから、
その言葉が「よう回す」に変わり、
世の中がよく回るようにとの願いを込めて
「節分」に食べられるようになったと
言われています。
 
 
6.いも汁(とろろ汁)

長野県では、節分に「いも汁」と呼ばれる
「とろろ汁」を麦飯にかける風習があります。
その由来には諸説あり、
 
1. 長芋を鬼の金棒に見立てて、
 それを平らげることで鬼を祓うという説、
2. 長芋を擦っている姿が
 鬼の角を擦っている様に見え、
 鬼が逃げ去ったという説、
3. 鬼が滑って家に入れないようにする説
 
などです。
 
北信部が「長芋」の生産地でもあることから、
自然と発生した食文化のひとつなのかも
しれません。
 
 
7.温まるけんちん汁

関東地方の一部の地域では、
「節分」に「けんちん」汁を食べる風習が
あります。
元々は精進料理で、「建長寺で出される汁」が
略されて「けんちん汁」になり、
その呼称が広まったようです。
邪気を払う「節分」の行事には
相性が良かったことから、
食べられるようになったそうです。
大根や人参、牛蒡など、
沢山の具が入った「けんちん汁」は、
関東地方の寒い季節の行事で
食べられていましたが、
他の行事が次第に廃れていくことで、
「節分」で食べるのが目立つようになった
ようです。
 
 
8.体の毒を出す「こんにゃく」

四国や島根県、山口県、群馬県などの
広い地域では、「節分」に
「こんにゃく」を食べる習慣があります。
食物繊維を豊富に含む「こんにゃく」は、
体内をキレイにする食べ物として、
昔から「大晦日」や「節分」などの節目の日に
食べられてきました。
「こんにゃく」は江戸時代から
「腸の砂おろし」として知られていました。
 
 
9.鯨(くじら)

山口県や島根県、長崎県では、
「節分」の日に「鯨」(くじら)を食べます。
特に「尾羽毛」(おばけ)という
鯨肉の中でも最上級部位を刺身で食べると、
向こう一年を健康に過ごせるとのこと。
山口県は捕鯨基地が多く、郷土料理として
「鯨」が定着していることもあり、
「大きいものを食べると縁起がよい」とか、
鯨にあやかり「志を大きく」
「大きく成長するように」など、
子供の健やかな成長を願って
食べられることが多いようです。
 
食べ方としては、くじら飯・くじら汁・
竜田揚げ・南蛮煮などいろいろあるようです。
また長崎では、節分に「百尋」(ひゃくひろ)
呼ばれる茹でた鯨の小腸をポン酢や酢味噌で
食べます。
 
 
10.ぜんざい

主に関西地方では、
「節分」の日に厄を分けてもらうために
小豆を108人に食べてもらうといいと
言われており、
道行く人に赤飯やぜんざいを配る
「厄除けぜんざい」という風習があります。
 
小豆は「厄除け」の効果があるために、
「節分」に食べられるようになったようです。
 
 
11.小判菓子

福井県小浜市の一部地域では、
節分の日に「小判菓子」を食べます。
楕円形の小判のような形をしたお菓子で、
縁起物として神棚に飾って食べるのが
スタンダード。
「一生お金に困らないように」との
願いが込められています。
 
 
12.長寿を願う福茶

「福茶」とは、元旦や節分に
無病息災や長寿を願っていただく、
福豆、梅干し、塩昆布、山椒を入れて味わう
お茶のことです。
 
空也上人(くうやしょうにん)
「福茶」を振る舞い、
多くの人の疫病を治したという言い伝えが
あります。
 

f:id:linderabella:20220201090907j:plain