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雑節「入梅」

令和3年の雑節「入梅」
6月11日1時16分。

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梅雨入り宣言

昔は、芒種以降の最初の「壬」(みずのえ)の日、
立春から135日目などとされていましたが、
現在は、太陽の黄経が80度に達した日とされています。
暦の上では、この日から「梅雨」ですが、
実際は気象庁の発表する「梅雨入り宣言」が目安となります。
 
 <令和3年の梅雨入り(速報値)>
  令和3年 平年 平年差 昨年 昨年差
沖縄 5月5日頃 5月10日頃 5日遅い 5月16日頃 11日早い
奄美 5月5日頃 5月12日頃 7日早い 5月17日頃 12日早い
九州南部 5月11日頃 5月30日頃 19日早い 5月30日頃 19日早い
九州北部 5月15日頃 6月4日頃 20日早い 6月11日頃 27日早い
四国 5月15日頃 6月5日頃 26日早い 6月10日頃 26日早い
中国 5月15日頃 6月6日頃 26日遅い 6月10日頃 26日早い
近畿 5月16日頃 6月6日頃 25日遅い 6月10日頃 25日早い
東海 5月16日頃 6月6日頃 25日遅い 6月10日頃 25日遅い
関東甲信   6月7日頃   6月11日頃  
北陸   6月11日頃   6月11日頃  
東北南部   6月12日頃   6月11日頃  
東北北部   6月15日頃   6月25日頃  
 ※北海道では梅雨はありません。

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入梅の起源

「入梅」の由来や起源は、はっきりと分かってはいません。
 
梅の実が熟する頃に雨季に入ることから
「入梅」と言われるようになったとか、
この頃は湿度が高く、「黴」(かび)が生えやすいため
「黴雨」(ばいう)が転じて「梅雨」になったとか、
「毎」「日」のように雨が降るので「梅」という字が使われた
・・・・など、色々な説があります。
 
ある説によれば、気象学がまだ発達していなかった頃は、
農作物の出来高をよりよいものにするために
「梅雨」が来る時期の目安を知っておく必要があるため、
江戸時代に暦の上での「入梅」が設けられたのです。
そしてその時期を、
二十四節気「芒種」後最初の「壬」(みずのえ)の日としました。
これは、陰陽五行説で「壬」は「水の気の強い性格」であり、
「水」と縁があるためです。 
 
なお、
「入梅」暦の上での呼び名で、
「梅雨入り」気象条件が揃った際の呼び名です。
 

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カビ対策

北海道や南の島々を除く日本の大部分は、
「温暖湿潤気候(温帯湿潤気候)」に属するため、
元々、年間を通じて湿度が高い日が多いです。
 
気象庁の30年間平均によると、
最も湿度が低い1月は58%であるのに対し、
6月は78%、7月は80%にまで上ります。
 
そこで心配なのが、カビ!!
カビは湿度が60%を超えると徐々に活動し始め、
湿度が上がるにつれてその繁殖スピードは速くなります。
湿度70%の状態が続くと、2〜3ヶ月もすればカビが発生し、
80%を超えると2週間くらいで発生します。
 
カビは見た目の不快さだけではなく、
胞子を吸い込むことで、
「真菌症」と言われる病気を発症してしまうこともあります。 
 
カビが生えやすい場所ごとに、
カビの対策方法や簡単に出来るカビ予防の方法をご紹介します。
 
カビ菌の種類にもよりますが、
カビが繁殖しやすい条件は主に以下の通りです。
 
  1. 70%以上の湿度
    (60%以上から活発に活動、80%以上で一気に繁殖)
  2. 20~30度の気温
    (25~28度が最も生育に最適)
  3. 栄養分
    (食品の食べカス、ホコリ、汚れ、ダニなど)
 これらの3つの条件が揃うと、カビは爆発的に繁殖します。
 
そして、家の中で特にカビが生えやすい場所は
  1. トイレ、浴室、洗面所、キッチンなどの水回り 
  2. クローゼット、押入れなどの収納部      
  3. マットレスや敷布団など、寝具の裏側     
  4. タンスや食器棚、冷蔵庫など重い家具の裏側  
  5. 畳                     
 
これらの場所は共通して、
風通しが悪く、湿度が高くなりやすい場所です。
また、掃除が行き届きにくく、栄養源も豊富である場合が多いため、
カビにとってはパラダイスとも呼べる場所です。
 
カビの繁殖を防ぐためには、
カビの繁殖条件「湿度」「温度」「栄養源」
揃えないようにする必要があります。
 
1.湿度を60%以下に下げよう!
  カビ菌は、湿度が60%以下になると
  ほとんど活動できなくなります。 
  一般的に、
  人間が快適だと感じる湿度は40~60%なので、
  常に快適だと感じるように室内の湿度を調整すれば、
  カビ菌の繁殖も防げます!
  湿度を下げるために最も効果が高いのは、
  「窓を開けて換気をすること」です。
  天気のいい日は積極的に窓を開けて、
  空気を通して湿気をこもらせないようにしましょう。
 
 
2.室温は25度以下を心掛けよう!
  カビ菌の多くは20~30度の気温を好み、
  最も活動が活発になるのは、25度~28度です。
  真夏は25度以下に室温を下げることが難しい日も多いですし、
  無理に冷房を利かせると体調を崩す恐れもあります。
  室温を下げるのはカビ対策に確かに効果的ですが、
  ただ、カビ菌は気温0度~50度までの範囲で
  基本的に活動が可能なのですから、
  室温に対しては余り過敏にならずに、出来る範囲で対応しましょう。
 
 
3.こまめな掃除を
  カビにとっての栄養源をなくすためには、
  こまめに掃除を行うことが大切です。
  一番の栄養源は人間の食料品ですが、
  ホコリや繊維、木材など、
  人間が汚いと思う汚れは
  何でもカビの栄養になると考えた方がいいでしょう。
  よって、室内を快適で清潔な状態にするための掃除をするだけで、
  大きなカビ対策になります。
 

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プロが選ぶお掃除7つ道具

  1. 中性洗剤
    ほとんどの汚れはこれで大丈夫です。
    手肌、材質への影響も少ないので安心して使えます。
  2. カビ取り剤
    マスクやゴム手袋も用意しておきましょう。
  3. スポンジ
  4. サッシ用ブラシ
  5. 台所用ラップ
    汚れに洗剤を浸透させるのに便利。
    洗剤をシュッシュッとしたら、ラップをピッタリかけて
    しばらく放置すれば、驚くほど汚れが簡単に落ちます。
  6. ティッシュ
    汚れに洗剤を浸透させて使うのに便利。 細部の汚れに便利。
  7. 麺棒
    細部の汚れに。
 

カビが生えやすい場所の効果的な対策方法

1.トイレ、浴室、洗面所、キッチンなどの水回り
 食品カスや石鹸カス、皮脂汚れなど、
 カビの大好物の宝庫ですから、
 汚れを溜めないように日頃から掃除を心掛けて下さい。
 
2.クローゼット、押入れなどの収納部
  • 定期的に扉を開けて風通しを良くする
  • ぎゅうぎゅうに収納せず、通気性を良くする
  • 下段にすのこを置き、空間を作る
  • 年に数回、衣替えの時期などに掃除をする
  • 市販の除湿剤を置く
 
3.マットレスや敷布団などの寝具
 寝起きはすぐに畳んだりベッドメイキングをせずに、
 出来るだけ外気に触れるように
 広げておいて汗や結露を乾かしてから、
 整えるようにする。
 敷布団やマットレスの上に敷く
 「防水シーツ」も販売されています。
 カビ予防におススメです。
 布団乾燥機の頻繁な使用もカビ予防には効果的です。
 
4.タンスや食器棚、冷蔵庫など重い家具の裏側
 家具は壁にくっつけておかず、
 壁とは10cm以上離すこと。
 窓を開けて換気をすることも、
 家具の裏側のカビ予防には効果大です。
 
5.畳
 イ草は新鮮だと湿気を吸収する力が強いため、
 畳は新しいほどカビが生えやすい傾向にあります。
 対策としては、
 やはり部屋の風通しを良くすることが第一ですが、
 定期的に畳の掃除をすることも大事です。

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