
イルミネーション
イルミネーション(英語: illumination)とは、
電気照明を使って
建物や街路、庭園、公園などの空間を彩る
装飾的な照明のことを指します。
LEDライトやネオン管を使って
デザインされた色とりどりの光が、
幻想的な雰囲気を醸し出します。
「イルミネーション」と
「ライトアップ」の違い
「イルミネーション」は
電灯やLED電球、ネオン管などを使って、
空間を装飾して華やかさを演出することです。
一方「ライトアップ」は投光器やLED照明で
特定の対象物を照らし出すことで
その形状や質感を際立たせる演出です。
「イルミネーション」と「ライトアップ」の
主な違いは「主役が何か」です。
「イルミネーション」の主役は「光」です。
何を電飾するかは重要ではなく、
光の美しさを楽しむものです。
一方「ライトアップ」の主役は
「照らされる対象物」です。
光は脇役に過ぎず、
対象物の美しさを楽しむものです。
イルミネーションの起源
イルミネーションの初めて
冬の街を彩るイルミネーションの起源は、
16世紀(1500年代)まで遡ります。
約500年前、宗教革命で知られる
ドイツ(当時は神聖ローマ帝国)の
宗教改革家、マルティン・ルター
(ドイツ/ルーテル教会の創始者)が
クリスマス・イヴのミサの帰り道に
森の中で煌めく星を見て感動し、
その光景を再現しようと、
モミの木の枝にたくさんのロウソクを
飾ったのだそうです。
これがイルミネーションの起源と
されています。
電球による
イルミネーションの初めて
さて、今日のような電球による
イルミネーションを始めたのは、
白熱電球を発明したことで有名な
トーマス・アルバ・エジソンです。
エジソンが白熱電球を発明した3年後の1882年、
エジソンは自分の発明品を売るべく、
自分の研究所の周りを
ニューヨーク・マンハッタンにある
900棟ものビルを1万4千個の白熱電球で
飾り付けたそうです。
NYロックフェラーセンター前の
クリスマスツリー
1890年にはクリスマス用ライトの
大量生産が始まり、
華やかな光の装飾は様々なスタイルで
楽しめるようになりました。
今でもクリスマスシーズンの
イルミネーションの定番、
NYロックフェラーセンター前の
クリスマスツリーが1931年から飾られるように
なりました。
当時は世界大恐慌の真っ最中。
せめて心だけでも温まるようにと、
当ビルの建設工事に携わっていた作業員達が
約6mのツリーを立てたのが始まりだそうです。
1933年に700個の電球を灯してから
イベント化されるようになったのだそうです。
日本での
イルミネーションの歴史
日本にイルミネーションが登場したのは
明治36(1903)年に大阪で開催された
「第5回内国勧業博覧会」です。
初の夜間開場が行われ、会場はたくさんの
イルミネーションで飾られました。
翌明治37(1904)年には、京橋銀座1丁目にあった
舶来品を扱う「明治屋」が銀座に進出した時、
12月15日から毎晩、
クリスマスイルミネーションを飾りました。
これが年々豪華になっていくということで、
人々の話題となり、
明治38(1905)年には新聞にも載り、
広く世間に知れ渡ったんだそうです。
現代のイルミネーション
日本における
クリスマスイルミネーションの普及は、
1980年代から1990年代にかけて
急速に進みました。
以前は、イルミネーションと言えば、
クリスマスシーズンに行われましたが、
近年ではLEDの普及により、様々な場所で
一年中楽しめるようになりました。
例えば、六本木や表参道、
神戸のルミナリエなどが有名です。
更に近年では
「プロジェクションマッピング」など、
プロジェクタなどの映写機器を用いて、
建物や空間に映像を投影する技術で、
実物<リアル>と映像<バーチャル>を
シンクロさせるイルミネーションです。
日本三大イルミネーション
ハウステンボス
光の王国
開催時期:2025年11月7日-2026年1月5日
「光の王国」を彩る
1300万球のイルミネーションは世界最大規模。
全国の夜景観光士が選ぶ
「イルミネーションアワード」の
総合エンタテインメント部門で
10年連続1位を受賞しています。
あしかがフラワーパーク
光の花の庭~Flower Fantasy2025-26
開催時期:2025年10月18日-2026年2月15日
500万球を超えるイルミネーションイベント
『光の花の庭~Flower Fantasy2025-26』では、
「奇蹟の大藤」「光のバラ園(展望台内)」
「フラワーキャッスル(建物内)」の
3エリアで香りの空間演出が登場します!
さっぽろ
ホワイトイルミネーション
開催時期:2025年11月21日-
昭和56(1981)年に、
日本初のイルミネーションとして開催され、
今では「日本三大イルミネーション」の
1つにも数えられる、
札幌を代表する冬の大イベントです。
メイン会場となる大通公園は、
大通西1丁目から6丁目まで
各丁毎テーマが異なるイルミネーションを
楽しめます。
全国の注目イルミネーション
東京メガイルミ
(大井競馬場)
開催時期:2005年11月1日-2026年1月11日
大井競馬場(東京都品川区)で競馬のない日に
開催されています。
国営讃岐まんのう公園
ウィンターファンタジー2025-2026
開催時期:2025年11月29日-2026年1月12日
LED電球65万球やスポット照明を使用し、
約3万2000㎡のグランドイルミネーション装飾が
香川県にある国営讃岐まんのう公園で
開催されます。
六本木ヒルズ
Roppongi Hills Christmas 2025
けやき坂イルミネーション
開催時期:2025年11月4日-12月25日
六本木の街に冬の訪れを告げる
イルミネーション。
白銀の世界をイメージした
「SNOW&BLUE」の光が放つ幻想的な光景が
広がります。
丸の内イルミネーション 2025
開催時期:2025年11月13日-2026年2月15日
約1.2㎞に及ぶメインストリートである
丸の内仲通りを中心に、
有楽町駅前の東京交通会館を含む
丸の内エリア内の約250本の街路樹が
シャンパンゴールド色のLED約77万5000球で
彩られます。
なお11月28日から12月25日の28日間は、
皇居外苑と東京駅を結ぶ
「行幸通り」の一部でも
約3万6000球のイルミネーションが輝きます。
東京ミッドタウン日比谷
HIBIYA Magic Time Illumination 2025
開催時期:2025年11月13日-2026年2月28日
冬の日比谷の風物詩
「HIBIYA Magic Time Illumination」。
メインとなる日比谷ステップ広場では、
映画『ズートピア2』をイメージしたツリーが
登場。
嵯峨野トロッコ列車
光の幻想列車
開催時期:2025年10月25日-12月29日
嵯峨嵐山から亀岡まで保津川に沿って走る
「嵯峨野トロッコ列車」では
「光の幻想列車」を運行。
紅葉と照明が広がる幻想的な世界を
楽しむことが出来ます。
よみうりランド
ジュエルミネーション
開催時期:2025年10月23日-2026年4月5日
世界初の宝石色をイメージした
LEDを使ったイルミネーションで園内は煌めき、
レーザーと炎による演出が大迫力の
噴水ショーも見どころ。
アトラクションに乗りながら、
イルミネーションを楽しめるのも魅力の1つ。
青の洞窟 SHIBUYA
開催時期:2025年12月4日~25日
今年のテーマは『青の洞窟 THE SNOWMAN』。
渋谷公園通りから代々木公園ケヤキ並木までの
約900mが青の光で染まり、
幻想的な光景とともに
再び冬の名物として蘇ります。
道の駅おおとう桜街道
イルミネーション
開催時期:2025年11月22日-2026年1月31日
西日本最大級のスケールを誇る道の駅の
「道の駅 おおとう桜街道」開催される、
電飾数約65万球の大任町の冬の風物詩。
今回のテーマは
「未来への光-oto万博イルミネーション」。
「いのち輝く未来」を光で表現し、
大阪・関西万博を再現することで、
道の駅を地域の万博パビリオンとして
演出しています。
なんば光旅
なんばパークス
開催時期:2025年11月7日-2026年2月15日
約100万球のイルミネーションが彩ります。
2階グレイシアコートには、
全長18mの「光の滝」が現れます。
神戸フルーツ・フラワーパーク
神戸イルミナージュ
開催時期:2025年10⽉24⽇-2026年2⽉1⽇
関西最大規模のイルミネーションイベント。
今年は「ガーデンドリーム」をテーマに、
会場一帯が光り輝く庭園に変わります。
なばなの里
イルミネーション
開催時期:2025年10⽉18⽇-2026年5⽉31⽇
不動の人気を誇る「光のトンネル」を始めに、
今年は「ジパング」をテーマに、
東方見聞録に記された黄金に輝く島国伝説や、
浮世絵の世界観、四季折々の日本の原風景を
楽しむことが出来ます。