うまずたゆまず

コツコツと

梅雨の中休み(つゆのなかやすみ)

 

「梅雨」の時期は、
くもりや雨の天気が多くなりますが、
一時的に晴れの日の続くことがあります。
これを「梅雨の中休み」(つゆのなかやすみ)
呼んでいます。
空が晴れることで気分も明るくなりますね。
 
実は「梅雨の中休み」には、
「カラッと暑い時」と「蒸し暑い時」になる
2つのパターンがあります。
 


「梅雨」の時期は
「冷たいオホーツク海高気圧」と
「暖かい太平洋高気圧」に挟まれるため、
東西に長い「梅雨前線」が出来て停滞します。
そして性質の異なる空気がぶつかる場所では
上昇気流が起こって雲が発生し、
更に大気の状態が不安定となって、
広く雨を降らせます。
 

www.linderabell.com

 
そんな「梅雨前線」ですが、
梅雨の間ずっと日本列島付近に停滞している
訳ではありません。
前線の活動には強弱があるため、
南下したり、北上したりして前線が離れると、
本州付近は高気圧に覆われて、
「梅雨の中休み」となり、晴れるのです。
そして南下する時は「カラッと暑く」なり、
と北上する時は「蒸し暑く」なります。
 

梅雨前線が南下


 
北の「冷たいオホーツク海高気圧」に
押されて「梅雨前線」が南下すると、
本州一帯が中国大陸の乾燥した高気圧に覆われ
日本列島は初夏の空気に覆われます。
この時は湿度が低く、
比較的カラッと暑くなる傾向になります。
 

梅雨前線が北上


南の「暖かい太平洋高気圧」の勢力が強まって
「梅雨前線」が北に押し上げられると、
今度は真夏の空気に覆われ、
蒸し暑くなる傾向になるのです。