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9月8日未明に日本では3年ぶりの「皆既月食」、「ブラッドムーン」が赤銅色に輝く

 
令和7(2025)年9月7日から8日、
日本全国で「皆既月食」が起こります。
日本で「皆既月食」が見られるのは
3年ぶりです。
 
 

月食(げっしょく)

地球・太陽・月の関係
 
「地球」は1日に1回転(自転)しながら、
地球の直径(1万2700㎞)のおよそ109倍ある
「太陽」(直径139万2000㎞)の周りを
1年かけて1周(公転)しています。
 
 
「月」の直径は「地球」の1/4程の3500kmで、
27日かけて1回転(自転)しながら、
27日かけて地球の周りを1周(公転)して
います。
そして「月」は「太陽」の光が当たっている
部分のみがが輝いて見えます。
「地球」の影に入った部分は
「太陽」の光が当たらなくなるため暗くなり、
「月」は欠けて見えます。
 
「月食」とは
日々動き続けているこれら3つの星が
たまたま「太陽→地球→月」の順番で
一直線になった「満月」の時に、
月が地球の影に入り込み、
太陽の光が直接当たらなくなることで
月が暗く、または欠けて見える現象が
「月食」です。
光り輝く満月が黒く欠けていくのは、
地球の影が映っているためです。
 
月食が毎月見られない

 
満月の晩でも
「月食」にならないことが多いのは、
地球の公転面と月の公転面が同一ではなく、
お互いに傾いているためです。
「月食」は、太陽、地球、月が
一直線に並んだ時にのみ起こります。
 
「月食」は必ず「満月の日」に起きますが、
「○○年おき」というリズムはとても複雑です。
また、「月食」が見られる時間は、
夕方・深夜・明け方関係なく、
月食によりバラバラです。
予報の時間帯以外は
どんなに頑張っても見られないので、
しっかり情報をチェックしておきましょう。
 
「月食」の種類
地球の影に月が完全に隠される「皆既月食」、
一部が隠される「部分月食」、
地球の薄い影だけを通過する「半影月食」が
あります
 
ブラッドムーン
 
「月食」の際には、
地球の影に月が完全に隠されるのですが、
真っ黒になって見えなくなる訳ではなく、
赤暗い赤胴色に染まって見えます。
赤暗い満月なので「ブラッドムーン
(Blood Moon・血色の月)」と呼ばれています。
 
これは夕日が赤く見えるのと同じ理由です。
太陽の光が地球の大気を通る時に、
地球の大気が太陽光の青い光を散乱させて、
波長の長い赤い光だけが月に届くために、
月は赤く見えるようになるのです。
 
かつては不吉なものと
捉えられることもありましたが、
現代では科学的な理解が進み、
神秘的で美しい天体ショーとして
楽しまれています
 

9月8日の未明の
「皆既月食」

今回の「皆既月食」は
令和4(2022)年11月8日以来、およそ3年ぶりに
日本全国で見ることが出来ます。
 
 
この壮大な天文ショーは、日本だけでなく、
アジア、オーストラリアと太平洋の一部の
広い地域で観測することが出来ます。
 
観察のしかた
「月食」は、肉眼でも十分観察出来ます。
満月が刻々と欠けていき、
完全に影に入って「赤銅色」となり、
その後また復円する様子を
ただ眺めているだけで楽しいものです。
 
ですが双眼鏡や望遠鏡を使うと、
地球の影が月面のクレーターや海を横切って
移動していく様子や、
皆既食中の月面の色や明るさの変化などを
より鮮明に観察出来ます
スマートフォンを含むどんなカメラでも、
この効果を捉えることが出来ます。
 
 
月の出
 
「満月」の瞬間は9月8日のA.M.3:09ですが、
前日の9月7日の「日の入り」の頃に
昇ってきます。
 
気温が落ち着き、秋の空気が澄んだ夜に
美しく赤みを帯びた満月を
虫の音が響く中で観賞出来るのも魅力。
特に月が昇る18時から20時台は、
低い位置に大きく見えるため、
観察にも撮影にも最適です。
 
月食の時刻
 
「月食」が始まるのは日付が変わって
9月8日になってからです。
 
時間帯は次の通りで、全国で共通です。
今回は月が地球の影の中心近くを通るため、
「皆既食」の時間は比較的長く、
約1時間20分に渡って見ることが出来ます。
「部分食」の始まりから終わりまでの
全行程は3時間半に及びます。
「月食」全体としては
午前0時28分に半影食が始まり、
午前5時55分に終わるという
5時間半近い長い天体ショーとなります。
 
月食の時刻
・半影食の始まり 8日 0:28:25
・部分食の始まり 8日 1:27:09
・皆既食の始まり 8日 2:30:48
・皆既食の最大  8日 3:11:47
・皆既食の終わり 8日 3:52:51
・部分食の終わり 8日 4:56:31
・半影食の終わり 8日 5:55:08
 
地域による見え方の違い
 
地域によって見え方に違いがあります。
西日本や南日本、
具体的には島根県や愛媛県以南では、
「月食」の始まりから終わりまで、
全経過を観察出来ます。
 
一方、東日本や北日本では
「月の入り」が早いため、
最後の「半影食」の段階を見ることは
出来ません。
ですが、終盤の「半影食」は
ほとんど肉眼で判別出来ないほど淡いため、
観測上の大きな支障はありません。
 
「半影食」の開始
午前0時28分
月が地球の淡い外側の影(半影)に入ります。
月面が僅かに暗くなりますが、
変化はほとんど目立ちません。
 
部分食の開始
午前1時27分
月が地球の濃い影(本影)に入り始めます。
月の一部が暗く覆われ、
「かじられた」ような見え方になります。
 
「皆既食」の開始
午前2時30分
 
月全体が本影の中に入り、
銅色がかった赤色に染まります。
この「皆既」の状態は1時間22分間続きます。
なお最大食は午前3時12分です。
 
「皆既食」の終了
午前3時52分
月が本影から出始め、赤色が薄れて、
反対側から再び暗い影が現れます。
 
「部分食」の終了
月が完全に本影を抜け、
再び半影の中に入ります。
この段階では僅かな暗さしか感じられません。
 
「半影食」の終了
午前5時55分
月が地球の半影から出て、
「月食」が終了します。
 

気になるお天気は?


7日の天気は、西日本や東日本は
太平洋側を中心に高気圧に覆われるため、
各地で青空が広がりますが、
残暑が厳しく熱中症対策が欠かせません。
ところで「月食」を見るチャンスは、
所々で雲の出る可能性はあるものの、
チャンスはありそうです。
ただ25℃以上の所が多くなりそうですので、
外で観測を予定されている方は、
暑さ対策は行って下さい。
観測に夢中になって、
水分を取ることを忘れがちになります。
定期的に水分を取るように心掛けて下さい。
 
一方北日本や日本海側のエリアでは、
前線や低気圧の影響で雨の降る所が多く、
雷を伴った激しい雨となる所もあり、
天体観測が難しい天気となってしまい
そうです。
 
北海道では、
夜遅くなるほど天気が回復してくるため
「月食」が見られそうです。
 
沖縄は先島諸島を中心に雲が発生しますが、
雲の隙間から月食を見られるチャンスが
ありそうです。
 

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