令和6(2024)年10月3日(日本時間)、
現地時間では10月2日に、
イースター島、チリ、アルゼンチンなどでは、
「金環日食」(きんかんにっしょく) を
見ることが出来ます。
なお、タヒチや南アメリカ南部などでも
「部分日食」を見ることが出来ますが。
残念ながら日本では全く見ることは出来ません。今回の「金環日食」は、日本時間で、
午前1時50分に始まり午前5時39分に終了
します。
「日食」とは、
月が太陽の前を横切るために、
月によって太陽の一部(または全部)が
隠される現象です。
太陽の方が月より大きく見えるため、
月のまわりから太陽がはみ出して見える
日食を「金環日食」と言います。
前回、日本で「金環日食」が見られたのは、
平成24(2012)年5月21日でした。
次に日本で「金環日食」が見られるのは、
令和12(2030)年6月1日だそうです。
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日食とは、月が太陽の前を横切るために、
月によって太陽の一部(または全部)が
隠される現象です。
太陽の隠され方によって、
「部分食」「皆既食」「金環食」の
3つに分類されます。
太陽の一部が月によって隠される | |
皆既日食 | 太陽の全てが月によって隠される |
金環日食 | 太陽の方が月より大きく見えるため 月のまわりから 太陽がはみ出して見える |
更に、ある場所では「皆既日食」が見られ、
別の場所では「金環日食」が見られるという
「金環皆既日食」という、
珍しいタイプの「日食」もあります。
「日食」とは、
「太陽」-「月」-「地球」が一直線に並ぶことで、
月が太陽を隠すために起こる現象です。
「皆既日食」では、
月が太陽を全て隠すことで、
太陽光が全て遮られてしまいます。
「金環日食」では、
月が太陽全体を隠すことが出来ず、
周囲が環のように光って見えます。
地球から見ると、
太陽と月の見かけの大きさは
ほぼ同じに見えますが、
太陽や月の見かけの大きさは
常に一定ではなく
直径で14%程も変化します。
同じく太陽の見かけの大きさも、
3%程変化します。
そのため「日食」の際に、
太陽の見かけの大きさに比べて、
月の見かけの大きさの方が
大きい時は「皆既日食」、
小さい時は「金環日食」となる訳です。
そして「金環皆既日食」は、
太陽と月の見かけの大きさが、
ほとんど同じ場合に起こる日食です。
- 日食一覧 -
(2024年から2035年)
(2024年から2035年)
日付 | 日食の 種類 |
見える地域 |
令和06(2024)年 4月09日 |
皆既 日食 |
北米、 太平洋など |
令和06(2024)年 10月03日 |
金環 日食 |
南米南部、 南太平洋など |
令和07(2025)年 3月29日 |
部分 日食 |
北大西洋、 欧州北部など |
令和07(2025)年 9月22日 |
部分 日食 |
南極、 ニュージーランド など |
令和08(2026)年 2月17日 |
金環 日食 |
南極 |
令和08(2026)年 8月13日 |
皆既 日食 |
北極付近、 欧州西部など |
令和09(2027)年 2月07日 |
金環 日食 |
南太平洋、 南米、 南大西洋など |
令和09(2027)年 8月02日 |
皆既 日食 |
アフリカ北部、 インド洋など |
令和10(2028)年 1月27日 |
金環 日食 |
南米北部、 大西洋など |
令和10(2028)年 7月22日 |
皆既 日食 |
インド洋、 オーストラリア、 ニュージーランドなど |
令和11(2029)年 1月15日 |
部分 日食 |
北米など |
令和11(2029)年 6月12日 |
部分 日食 |
北極付近、 欧州北部など |
令和11(2029)年 7月12日 |
部分 日食 |
南米南部など |
令和11(2029)年 12月06日 |
部分 日食 |
南極など |
令和12(2030)年 6月01日 |
金環 日食 |
日本、 ユーラシア大陸北部 など |
令和12(2030)年 11月25日 |
皆既 日食 |
アフリカ南部、 南インド洋、 オーストラリアなど |
令和17(2035)年 09月02日 |
皆既 日食 |
日本、中国など |
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