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二十日月・更待月(ふけまちづき)

 
「更待月」(ふけまちづき)は、
旧暦八月二十日の夜の月です。
 
「寝待月」(ねまつづき) よりもなお遅れて、
その名の通り、
夜も更けてからようやく出る月です。
に出る月です。
 
具体的には、21時30分頃から22時30分頃に
東の空から月が昇ります。
これは「十二時辰」(じゅうにじしん) では
亥中(亥の正刻・午後十時)の頃に当たるので、
「更待月」(ふけまちづき)
「亥中の月」(いなかのつき) とか
「二十日亥中」(はつかいなか) とも言います。
 
 
十五夜(満月)」から5日目の
「更待月」(ふけまちづき)ともなると、
月はもう半ば欠け、光も弱々しく感じられる
ことから寂しさが募ります。
 
 「十二時辰」(じゅうにじしん)とは、
 近代以前のChinaや日本などで用いられた
 1日をおよそ2時間ずつ十二支に割り当てる
 ことで24時間を表現した時法です。
十二時辰 時間帯
子の刻ねのこく
子 時しし
夜 半やはん 23時 〜 01時
丑の刻うしのこく
丑 時ちゅうじ
鶏 鳴けいめい 01時 〜 03時
寅の刻とらのこく
寅 時いんじ
平 旦へいたん 03時 〜 05時
卯の刻うのこく
卯 時ぼうじ
日 出にっしゅつ 05時 〜 07時
辰の刻たつのこく
辰 時しんじ
食 時しょくじ 07時 〜 09時
巳の刻みのこく
巳 時しじ
夜 半やはん 09時 〜 11時
午の刻うまのこく
午 時ごじ
日 中にっちゅう 11時 〜 13時
未の刻ひつじのこく
未 時びじ
日昳にってつ 13時 〜 15時
申の刻さるのこく
申 時しんじ
晡 時ほじ 15時 〜 17時
酉の刻とりのこく
酉 時ゆうじ
日 入にちにゅう 17時 〜 19時
戌の刻いぬのこく
戌 時じゅつじ
黄 昏こうこん 19時 〜21時
亥の刻いのこく
亥 時がいじ
人 定にんじょう 21時 〜 23時