招き猫
日本独自の数ある縁起物の中でも、
スーパースター的な存在の「招き猫」。
今では「Lucky cat」や「Welcome cat」と呼ばれ
海外の方にも注目され、
お土産の定番にもなっています。
「招き猫」は、江戸時代から、
右手を挙げた猫は「銭を招く」、
左手を挙げた猫は「お客を招く」の意味があり
商売繁盛や千客万来を願う縁起物として
日本各地でブームとなり、現在に至ります。
最近ではカラフルな招き猫も登場し、
白は「福を招く」、黒は「病を防ぐ」、
金や黄は「金運を招く」、銀「長寿」、
ピンク「恋愛成就」、青「交通安全」、
赤「魔除け」といった意味で飾られています。
9月29日は「来る福 」招き猫の日
(Lucky Cat Day)
日本ならではの「縁起物」として知られる
「招き猫」は、
右手を上げていると金運を招き、
左手を上げていると客を招くなどと言われ、
広く庶民に愛されてきました。
そんな縁起物の「招き猫」の魅力をアピールし､
多くの人に福を招いてもらうことを目的に、
招き猫の愛好家の団体である
「日本招猫倶楽部」が制定しました。
日付は、「招き猫」は福を招くと
言われているところから、
9と29を「来る福」（くるふく）と読む
語呂合わせから来ています。
来る福招き猫まつり
私達のために日々、福を招き続けてくれる
「招き猫達」に感謝するとともに、
「招き猫達」との出会いを繋ぐ記念行事が
年に一度、開催されています。
in おかげ横丁
三重県伊勢市の伊勢神宮前にある
「おかげ横丁」では、
平成7(1995)年より年に一度、
私達のために日々、福を招き続けてくれる
招き猫達に感謝するとともに、
招き猫達との出会いを繋ぐため、
「来る福招き猫まつり」が開催されています。
今年、令和6(2024)年は9月14日から29日です。
なお今年は30回目のお祭りに当たることから、
これまでを感謝し、益々の福到来を祈願して
「万歳三唱（招）」で盛り上げるそうです。
in 瀬戸
「招き猫」の三大産地の一つ愛知県瀬戸市でも
「来る福招き猫まつり」は開催され、
街中が「招き猫」一色になります。
令和6(2024)年は9月28、29日です。
国内外から公募で選ばれた
100名の創作招き猫や、
毎年3千人以上が体験するという
人気の招き猫メイク（無料）に、
招き猫づくりの体験、招き猫総踊りなど、
猫好きにはたまらない100を超えるイベントが
盛りだくさんです！
招き猫ミュージアム
焼きもので有名な愛知県瀬戸は、
「招き猫」の三大産地の一つでもあります。
ここには、日本最大級の招き猫専門博物館
「招き猫ミュージアム」があります。
平成17(2005)年にオープンした
こちらのミュージアムには、
ここには日本中から集めてきた
郷土玩具から骨董もの、日用雑貨まで、
数千点にも及ぶ「招き猫」が
収蔵されています。
大正時代の洋風建築をイメージさせる
モダンな館内は、
細部にまで猫の意匠が施されています。
瀬戸では、明治時代になると従来の焼物に加え､「セトノベルティ」と呼ばれる
海外輸出向けの陶磁器製の人形･置物
（ノベルティ）を数多く生産し、
その元祖が「招き猫」だったそうです。
・住所：〒489-0821
愛知県瀬戸市薬師町2番地
愛知県瀬戸市薬師町2番地
・電話：（0561）21ー0345
・営業時間
10:00～17:00 (入館は16:30まで)
10:00～17:00 (入館は16:30まで)
・定休日
火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
