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7月30日は「梅干の日」です。

 
 

梅干の日

 
7月30日は「梅干の日」です。
日本有数の梅干の産地、
和歌山県日高郡みなべ町の「東農園」が
制定しました。
東農園は天保5(1834)年に農家として創業以来、
梅一筋で6代目を迎えています。
梅製品販売ブランド「五代庵」は、
自社通販を中心に、
直営店舗、百貨店などで販売を行っています。

www.godaiume.co.jp

 
 
日付はこの頃になると
梅の土用干し」が終わり、
新物の「梅干」が食べられるということから。
また「梅干」は健康に良いため、
古くから「難が去る」と言われ、
7と30で「ナンガサル」の語呂合わせも。
 
 
また、この日の「卯の刻」(午前6時から8時) に
その年の恵方(令和7年は「南南東」)に
向かって食べると気が高まり精気が漲ると
されます。

www.linderabell.com

 

梅干しの歴史

 
梅はChinaの湖北省や四川省の高地が原産で、
日本には、今から1500年程前、
遣唐使が「烏梅」(うばい)
持ち帰ったことにより伝わりました。
「烏梅」(うばい) とは、未熟な梅の実を
籠に入れ煙で燻して乾燥させたもので、
熱冷ましや下痢止め、解毒や傷の手当などに
用いていたようです。
 
日本最古の医学書『医心方』には
既に薬用としての梅干が紹介されているため
平安時代には「梅干し」が
既に用いられていたことが分かります。
 
梅の実が食用され、
「梅干し」として食べ出したのは
鎌倉時代の「承久の乱」。
保存性が高く殺菌効果のある梅干とおにぎりを
鎌倉幕府が自分達の兵士に配ったことが
きっかけだと言われています。
 
 
戦国時代に入ると、
「梅干し」は広く普及するようになります。
戦国時代の武士は、食糧袋に梅干しを加工した
「梅干丸」を常に携帯しており、
戦場で倒れた時や元気を失った時などに
唾液を促すための息合いの薬として
使われていたそうです。
 
 
庶民が食べるようになったのは
江戸時代に入ってからです。
「梅干し」の紫蘇漬けや甘露煮などが
生まれたのも江戸時代だと言います。
更に、江戸末期には梅肉エキスの原型が
考案されました。
 
 

和歌山県は
梅の収穫量日本一! 

 
和歌山県での梅の生産は約7万tに上り、
全国の梅の収穫量のうち、
約6割を和歌山産が占めています。
特に、和歌山県の中部に位置するみなべの町は
「南高梅」の発祥の地であるとともに
生産が特に盛んな町で、
収穫量は3.4万tを誇り日本一の梅のまちです。
 
 
みなべ町のある和歌山県日高地域は、
紀伊山地が海岸線まで迫り平野部が少ない上、
土壌は養分が乏しく石ころの多く荒れた土地
でした。
 
今から400年前の江戸時代初期、
この紀伊田辺藩の初代藩主・安藤直次が、
山の斜面や痩せた土地でも育つ
梅の栽培を推奨したことが、この地域が
梅の一大産地になった理由とされています。
 
 

熱中症対策にも「梅干し」

 
「医者を殺すなら刃物はいらぬ、
 一日三食梅を食え」などと言われるように、
「梅干し」には様々な効果が伝えられています。
実は熱中症対策におススメの食材なんです。
 
お昼の弁当にひとつ入れるだけでも
十分に効果が期待出来ます。
「梅干し」には
食べ物を腐りにくくする効果がありますので、
夏の弁当にはピッタリです。
 
熱中症について
 
「熱中症」は、気温が高い状態が続き、
汗として「水分」と「塩分」や「ミネラル」
(ナトリウムやカリウムなど)が排出されて、
体温調節が出来なくなってしまうことを
言います。
体の水分やミネラルが足りなくなると、
めまいや頭痛、吐き気、失神、痙攣など、
様々な体の異常が発生します。
 
水分+塩分補給
 
熱中症対策と言えば、「こまめな水分補給」と「塩分の適切な摂取」ですが、
「水+塩」よりも「水+梅干し」の方が
より効果的とも言われています。
 
ナトリウムが不足した状態で水だけを飲むと、
体内の塩分濃度を維持するために排尿が増え、
脱水症状が進行してしまいます。
そのため水分と共に塩分も補給しないと、
熱中症のリスクが上がる可能性があるのです。
『日本食品標準成分表』によると、
梅干し1個(約10g)には
約720㎎の塩分が含まれているとされています。
そのため、汗を大量にかいた時の塩分補給に
効果的です。
 
クエン酸
 
また「梅干し」には、疲労回復効果や
筋肉痛の軽減に役立つとされる
「クエン酸」が豊富に含まれています。
特に夏は体力が奪われやすく、
食事が偏りがちになるため、
「クエン酸」を摂取することで、
体の回復力をサポートできるでしょう。
 
抗酸化作用
 
暑さによって体温が上昇すると、
上がった体温を下げようとするために
血管が広がったり、
汗をかくなどしてエネルギーが消費されます。
その際に活性酸素が発生し、身体が酸化して
「酸化ストレス」を引き起こし、
ダメージを与えます。
 
「梅干し」1個には、リンゴの33倍にも当たる
0.03㎎ものビタミンEが含まれています。
ビタミンEは高い抗酸化作用を持ち、
血行を促進させて血管や肌、細胞の老化を
防止してくれる働きがあるため、
「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
 
食欲増進による栄養補給
 
「梅干し」の強い酸味や香りには、
唾液や胃酸の分泌を促す作用があるため、
食欲が落ちやすい夏場に摂取すると、
ごはんや副菜が食べやすくなります。
 
特に子供や高齢者は、
暑さで食欲が低下しやすく、
食事量が減ることがあります。
そこで「梅干し」を少量混ぜた料理や
飲み物を取り入れれば、
食欲が増して栄養を自然に補うことが出来ます。
 
栄養不足は免疫力の低下を招き、
熱中症だけでなく、
他の疾患のリスクも高めてしまいます。
食欲がない日は、「梅干し」を
おにぎりやおかゆに混ぜるのがおススメです。