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江戸六地蔵巡(えどろくじぞうめぐり)

 
「江戸六地蔵」(えどろくじぞう)は、
18世紀初頭に「京の六地蔵」に倣って、
江戸市中6か所に地蔵菩薩をそれぞれ1体ずつ
造立したものです。
 
『刊本江戸六地蔵建立之略縁起』によれば、
宝永5(1708)年、江戸深川の地蔵坊正元が
難病に罹った際、
地蔵祈祷によって無事治癒したことから、
江戸庶民から寄進を募って、
宝永から享保年間に10年かけて、
「京の六地蔵」に倣って
江戸へ入る6つの主要街道に
高さ9尺 (約2.7m) に及ぶ
銅造りの地蔵菩薩坐像を安置して
病気の平癒や開運を祈願したとされています。
各街道の江戸の出入り口に据えられたことから、
旅の安全を願う意味もあったようです。
 
「江戸六地蔵」 は以下の6寺に安置されています。
・東海道 :品川寺(ほんせんじ)
         品川区南品川3-5-17
・奥州街道:東禅寺(とうぜんじ)
         台東区東浅草2-12-13
・甲州街道:太宗寺(たいそうじ)
         新宿区新宿2-9-2
・中山道 :眞性寺(しんしょうじ)
         豊島区巣鴨3-21-21
・水戸街道:霊巌寺(れいがんじ)
         江東区白河1-3-32
・千葉街道:浄名院(じょうみょういん)
         台東区上野桜木2-6-4
 
その像や蓮華座、そして台石には
寄進者の名前がびっしりと刻まれていて、
実に多くの人達から資金を集めたことが
判ります。
またその製作には、神田の鋳物師・
太田駿河守正義が当たりました。