2025-10-29 温め酒(あたためざけ、ぬくめざけ) 重陽の節句 秋 10月 健康 陰暦九月九日の「重陽の日」に、 酒を温めて飲むこと、またはその酒のことを 「温め酒」(あたためざけ・ぬくめざけ) と言います。 旧暦九月九日の「重陽の節句」の頃は ちょうど寒暖の境目であることから、 この日から酒は温めて飲むものとされ、 「温め酒」を温めて飲むと病気に罹らないと 言われていました。 室町時代の公家で学者である 一条兼良が著したとされる、 民間の風俗や言い伝えを解説した書物 『世諺問答』(せげんもんどう) にも、 この日から酒をお燗するとあります。 近年は「ぬくめ酒」と読ませる俳句も 見られますが、 正確には「あたため酒」だそうです。