うまずたゆまず

コツコツと

七夕(たなばた)

f:id:linderabella:20210701172138j:plain

 
7月7日は「七夕」(たなばた)です。
織姫様と彦星様が天の川を渡って、
1年に1度だけ出会える7月7日の夜のこと。
折り紙で七夕飾りを作ったり、
短冊に願い事を書いて、
手芸の上達などを願います。
 
 

五節句のひとつ

七夕は「たなばた」または「しちせき」とも読み、
古くから行われている日本のお祭り行事で、
五節句」のひとつにも数えられています。
 
五節句
 

www.linderabell.com

 

「七夕」の起源

「七夕」(たなばた)は、「棚機」(たなばた)という
日本古来の民俗信仰を母体としながら、
その中から「盆行事」の部分が抽出され、
更に奈良時代に、
古代Chinaの技芸上達を願う
乞巧奠きっこうでん)という
星祭の行事が入ってくると合体し、
それらがミックスされたものです。
 
奈良時代に「乞巧奠」の行事が入ってくると、
日本古来の「たなばた」信仰が加味されて、
宮中の催しとなりました。
 
室町時代に入ると、
宮中の催しが少し簡略化され、
娯楽面が大きく押し出され、
七夕に因んだ遊び事の方が盛んになりました。
 

江戸時代の七夕

更に時代が下って江戸時代になると、
「七夕」が「五節句」の一つとして
幕府公式の祝日されると、
庶民の間にも広がるようになりました。
 
元禄頃になると、短冊を下げ、
吹流しをつけるようになってきました。
将軍家で行われた「七夕」では、
城中に二本の笹のついた竹を立て、
五色の糸を張り渡し、
学芸・書道上達の願いを込めて
色紙・短冊・梶の葉に自作の歌や古歌を書いて
吊るしました。
 
寺子屋などでは、
子供達は紙の短冊に願い事を書いて、
読み書きの上達を願ったようです。
 
全国的に「七夕まつり」が
盛んに行われるようになりました。
 

関連記事