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二十八宿「鬼宿」

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「鬼宿日」は
鬼が宿にいて、外を出歩かないので、
鬼に邪魔をされずに、 様々なことを行うことが出来る
「大開運日」 とされています。
 

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「鬼宿日」は、何事をするにも良い吉日とされていますので、
宝くじ購入や新しい財布を使い始めるなど
「金運に関連する行動」を取るといいでしょう。
 

 
但し、結婚や入籍、結納など 婚礼関係だけは「凶」です。
「鬼宿日」は 「鬼が宿にいる日」なので、
「宿」を「家」と考えると、
結婚は「嫁が家に入る」ということになります。
鬼が家の中にいる鬼宿日に嫁入りしたら、
鬼と嫁が鉢合わせしてしまうからだと言われています。
 

 
<令和5年の二十八宿「鬼宿」>
  •  1月  6日 +天赦日+一粒万倍日+甲子日 
  •  2月  3日
  •  3月  3日
  •  3月31日 +大安
  •  4月28日 +大安
  •  5月26日
  •  6月23日
  •  7月21日
  •  8月18日 +天一天上+天赦日
  •  9月15日
  • 10月13日
  • 11月10日 +大安
  • 12月 8日 +大安
 
 
それでは、 何故この日が「大吉日」になったのかというと、
「お釈迦様の生まれた日が鬼宿日だったから」という説が
有力です。
一般的にお釈迦様は
旧暦4月8日に生まれたと言われていますが、
インドでは
旧暦4月15日に生まれたと言われています。
陰暦では28日で月の周期が一周しますので、
毎月15日が「鬼宿日」として定着しています。
 

 
「七五三」を11月15日に行うのもこの名残りです。
七五三は 元々11月の吉日を選んで行われていました。
日付が11月15日に固定されたのは 江戸時代、
三代将軍家光が、
後の五代将軍綱吉が病弱なことを心配し、
無事の成長を祈るために
鬼宿日である11月15日を選んで
七五三の儀式を行いました。
 

 
これが庶民にも広まり、
七五三は毎年11月15日に固定され、
新暦でもそのまま11月15日で引き継がれています。