うまずたゆまず

コツコツと

七十二候「蟷螂生」

「かまきりしょうず」と読みます。
 
 
カマキリが卵から孵る頃となりました。
秋のうちに生みつけられたスポンジ状の卵から、
数百匹の小さなカマキリが次々と現れ始めます。
 
手の鎌がトレードマークのカマキリは、
「鎌で切る」から「鎌切り」となったと言われます。
また、この鎌を持ち上げ待ち伏せする姿が
祈っているようだと見て、「拝み虫」とも呼ばれます。
 
因みに、カマキリは英語で「mantis」と言いますが、
この語源はギリシャ語で「予言者」や「僧侶」という意味です。
 

 
カマキリは、
春に生まれて、夏に成虫になり、
秋(8~10月頃)に交尾・産卵をし、一生を終えます。
(サナギにはならないそうです。)
 
肉食で、ハエやバッタ、蝶などの生きた虫をエサとして食べます。
餌が少なくなる冬の時期は、卵で過ごすサイクルなのです。
 
ところで、カマキリの卵と言えば、
あの泡のような、綿菓子のような、または麩菓子のような、
フワフワとしたあれ、「卵鞘」(らんしょう)と言うそうで、
発泡スチロールより少し柔らかいぐらいの固さだそうで、
空気を含んでいて保温効果があり、卵を寒さから守っていそうです。
 
ひとつの卵鞘の中には、
3~5mm位の小さな卵がなんと100~300個入っているそうです。
それが、この時期、一斉に生まれるんです。
小さいながらもカマの脚や触角があるあれ、見たことありますか?
私は何度かあるんですよね、ひえ~っ、ヒャーッ!
 
幼虫時代に他の昆虫の餌食になってしまうため、
数百匹の中から無事に成虫になれるのは、ほんの2〜3匹だそうです。
ですが、誕生して数日も経てば、
自分で餌を捕獲するようになるそうですから。