うまずたゆまず

コツコツと

七十二候「竹笋生」

「たけのこしょうず」と読みます。
旬の味覚である「筍」がひょっこり顔を出す頃。
 

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「筍」は夏の季語です。
(たけのこ)には様々な種類があり、収穫期も少しずつズレています。
最も多く出回っているChina原産の「孟宗竹」は
春先の3月中旬から、
日本原産の「真竹」は5~6月に旬を迎えます。
ですから「竹笋生」の「竹笋」とは、「真竹」だと考えられています。
 

 

「真竹」は「苦竹」とも呼ばれ、
「孟宗竹」の筍がもうすっかり竹になった梅雨前位に
出てきます。
 
「孟宗竹」の表面には産毛がびっしり付いていますが
「真竹」は表面がツルっとしていて、産毛はありません。
 
また、「孟宗竹」は地下茎が深いため、
筍が地面から顔を出してしまうとエグミが出始めるので、
顔を出す前を探し出し掘って採る「筍掘り」をします。
それに対し、「真竹」の地下茎は浅く、すぐに地面に出てきます。
地面から出ているものでも「孟宗竹」のような固さは無く、
茹でて美味しく食べることが出来ます。
 
黒褐色の斑点がある真竹の皮は、
薄くて丈夫な上に通気性や保水性、抗菌性があるので、
古くからおむすびや弁当、中華ちまきなど食べ物を包むのに
使われてきました。
また、エジソンの白熱電球の材料ともなりました。
 
直径15cm程、高さ20mにまで成長する大型の竹で、
節には環が2つあり、節と節の間が長く弾力性に優れているため、
建築や竹細工にも利用されています。
 

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