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コツコツと

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

須佐之男命と大山津見神の娘・神大市比売(かむおおいちひめ)との間の子で、
兄神に五穀豊穣の神の「大年神(おおとしのかみ)がいます。
稲・穀物・食物の神、商売繁盛の神として有名。
また、全国各地に数多くある「お稲荷さん」で知られる
稲荷神社のご祭神が、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。
 
 

お稲荷さん

古事記』では、
須佐之男命と神大市比売の間に生まれた
御子神とされていますが、
日本書紀』では、「国生み」に際して
伊弉諾神伊弉冉神の御子神として生まれた
「粟島」(あわしま)と同神とされています。
 
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は、
稲の精霊を神格化した神とされています。 
名前の「うか」は「ウケ=食べ物」のことで、
「みたま」は「御魂」を指します。
つまり「食べ物に宿る霊的な力を司る神様」という穀霊神です。
そのため、もっぱら豊穣神や田畑の守り神として信仰されています。
 
なお、元々稲荷神社は、
百済からの渡来人「秦氏」が信仰していた神社でした。
秦氏は農耕、土木、鉄鋼などに長けており、
秦氏を重用した豪族は大いに発展しました。
民も秦氏の教えのまま農耕に励むと、五穀豊穣に恵まれたため、
秦氏が祀っている神社に手を合わせれば何か御利益があるのではないかと、
多くの民はこぞって参拝するようになりました。
この稲荷神と宇迦之御魂神は
どちらも「稲魂(穀霊)」、「食物神」というところが
共通していることから同一視され、結びついたと考えられています。
 
更に時代が変化し、農業から工業、商業と発展するに伴い、
山に行けば「五穀豊穣」、海に行けば「大漁の神」、
そして都市に行くと「商売繁盛の神様」として発展。
百貨店の神、麻雀の神、タバコ屋の神ともされています。
 
全国の稲荷神社、稲荷社は三万二千社、
名もない小さな子社まで含めれば四万とも五万と、
日本で最も信仰されている、極めて人気の高い神社です。
総本社とされるのが京都の「伏見稲荷大社」で、
祭神の稲荷大神が「宇迦之御魂神」とされています。
 

別名

 

神格

  • 五穀豊穣の神
  • 諸産業繁盛の神
 

ご利益(神徳)

  • 五穀豊穣
  • 産業振興
  • 商売繁盛
  • 家内安全
  • 芸能上達
 

お祀りする神社

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