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志那都比古神(しなつひこのかみ)

伊邪那岐命伊邪那美命は「国生み」の後、その次に「神生み」が始まりますが、
最初は、山、川、海、水などを神格化した自然神を生んでいきます。
その中の一つが、風の神である「志那都比古神(しなつひこのかみ)です。
 
 

風を司る神

「天」(あめ)高天原ではなく、漠然と天空全体を指し、
「常(床)」(とこ)は恒常となる土台、
「立」(たち)は出現を意味し、
よって、「天空が永久に存立する」という意味になります。
具体的な造形や事跡を伴わない観念的な神様で、
「地」に相対する「天」そのものの礎を神格化した存在です。
 
次に生まれた「国之常立神」と一文字違いの名前ですが、
国之常立神」が地上を見守る神様であるのに対して、
「天空の世界が素晴らしい状態でいつまでも続くように見守っている
 人知を超えた力を持つ神様」と言えます。
 

別名

古事記』では「志那都比古神」、
日本書紀』では「級長津彦命(しなつひこのみこと)と表記され、
神社の祭神としては「志那都彦神」などとも書かれます。
 

志那都比古神の神格「風の神」

農業に役立つ風雨の順調を祈る対象でした。
それが暴風を鎮める神となり、
更には暴風で外敵から日本を守るという神格が加わったようです。
 

神風

 
文永の役」( 1274年)、「弘安の役」(1281年)、
つまり元寇の時に神風が吹いて蒙古軍の船団を混乱に陥れ、
奇跡的に勝利を得たのは、「志那都比古神(しなつひこのかみ)のお陰だと言われ、
以降、国家鎮護の神様としても祀られるようになります。
風邪を治す神様としても知られています。
 

ご利益(神徳)

  • 風封じ・風除け
  • 漁業、航海守護
  • 運気上昇
  • 五穀豊穣
  • 長寿
  • 病気平癒
 

お祀りする神社

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