うまずたゆまず

コツコツと

造化の三神(ぞうかさんしん)

- 世界で最初に現れた三柱の神々 -
 
 
古事記』によると、「造化三神(ぞうかさんしん)は、
天地が開闢した時に、最初に姿を現した三柱の総称です。
 
古事記』序文に、
「乾坤(けんこん)初めて分かれて、三神造化のはじめとなり」とあることに因む称で、
この場合の「造化」とは「創造」の意味です。
 
はじめ世界には、天と地の境目も分からないような混沌の状態がありました。
そんな混沌の中にうっすらと天と地の境目が生まれた瞬間を、
古事記』では、「天地初めて発けし時」と記しています。
おぼろげながら世界が生まれた時、そこに神々が現しました。
それは、命あるもの、形あるものを生み出す力、エネルギーの源のことです。
いずれも性別のない神、かつ人間界から姿を隠している
「独神」(ひとりがみ)とされています。
 
 
天之御中主神(あめのみなかぬし)
古事記』での記述は少ないのですが、
中世以降に伊勢神宮外宮の神様・豊宇気毘売神(とようけびめ)と同一とされ、
食物の神様、五穀豊穣の神様として信仰されました。
また、「天御中主」と書いて世界の中心を表すことから、
北極星や北斗七星を神格化した「妙見菩薩」と習合して、
「妙見信仰」とともに信仰が広がった他、
安産の信仰が篤い「水天宮」の神様としても知られています。
 
主なご利益
  • 開運招福
  • 厄除
  • 延命長寿
  • 戦勝祈願
  • 大願成就
祀られている神社
 
 
高御産巣日神(たかみむすび・高木神)は、
別名の通り、本来は、高木が神格化されたものを指したと考えられています。
「産霊」(むすひ)は生産・生成を意味する言葉で、
神皇産霊神(かむむすび)とともに、万物を生み出す霊妙な生成力を表します。
古事記』では、天照大御神御子神天忍穂耳命(あめのおしほみみ)が、
高御産巣日神の娘・万幡豊秋津師比売命(よろずばたとよあきつしひめ)と結婚して
生まれたのが、天孫邇邇芸命(ににぎのみこと)です。
高御産巣日神は、天上世界の神々や初代・神武天皇などがピンチの際に登場して、
援助の使者を送っています。
 
主なご利益
  • 縁結び
  • 諸願成就
  • 開運招福
  • 厄除
  • 五穀豊穣
祀られている神社
 
 
神産巣日神(かむむすび)の
「産霊」(むすひ)は、生産・生成を意味する言葉で、
高皇産霊神とともに「創造」を神格化した神です。
古事記』では、少名毘古那神(すくなびこな)神産巣日神の子となっています。
また神産巣日神は、高天原に座して出雲系の神々を援助する祖神的存在で、
大国主神が八十神らによって殺された時に、
大国主神の母の刺国若比売(さしくにわかひめ)の願いを聞き入れて助けています。
 

f:id:linderabella:20210226164459j:plain