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春一番

気象庁は令和3(2021)年の2月4日(木)、
関東地方で「春一番」が吹いたと発表しました。昨年に比べて18日早い発表です。
これまで関東地方で最も早く春一番の発表があったのは、
昭和63(1988)年の2月5日なので、過去最も早い記録を更新したことになります。
 
 
春一番」は、立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことを指し、
地域によって定義に違いがあるものの、平均風速7~8m/sが一つの目安になります。
北日本と沖縄を除く、地域で発表されます。
  • 九州南部: 8m/s
  • 九州北部: 7m/s
  • 四  国:10m/s
  • 中  国:10m/s
  • 近  畿: 8m/s
  • 東  海: 8m/s
  • 北  陸:10m/s
  • 関  東: 8m/s
 
江戸後期の安政6(1859)年2月13日、
長崎県壱岐郡郷ノ浦町の漁師が出漁中に、強風によって転覆し、
53人の死者を出してと言われています。
春一番」は春の訪れを感じさせてくれる響きではあるものの、
実は急激に発達する低気圧をお知らせする、防災上非常に重要な表現なのです。
当時、漁師の間で「春一」と呼ばれてものが「春一番」と呼ぶようになったようです。
海上は大シケで海難事故が発生し、空のダイヤも乱れ警戒を要する風でもあります。
 
春一番」が吹くと季節外れの暖かさとなりますが、
低気圧の通過後は冬型の気圧配置となり、
日本海側では雪や雨、各地の気温もその時期らしい寒さに戻り、
日ごとの気温差が大きくなります。
 

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