うまずたゆまず

コツコツと

端午の節句の飾り物

「端午の節句」は、男の子の成長を祝うとともに、立身出世を願って
「鯉のぼり」や「鎧兜」を飾ります。
また、菖蒲湯に入り、厄除けをする習わしがあります。
 
 

兜飾り

三段飾りの場合、
上段中央に「鎧兜」、向かって左に「弓矢」、右に「太刀」を置きます。
中段に「軍扇」(ぐんせん)「陣太鼓」「陣笠」
下段は「柏餅」や「粽」を飾ります。
一段の飾りや兜飾りもあります。
 

鍾馗(しょうき)

Chinaから伝わった疫病や魔を追い払う神様です。
端午の節句で五月人形として飾られたり、
旗や凧、掛け軸、更には屋根の上に鐘馗様の像を乗せる地域もあります。
大きな眼と濃く長い髭をたくわえ、剣を持っています。
子供を病気から守る願い込められたものです。
また、逞しく育って欲しいという願いを込めて、
金太郎や桃太郎の人形が飾られることもあります。
 
鐘馗様の伝説とは?
唐の時代に終南山という地に住んでいた青年鐘馗が、
高級官吏になるため科挙(試験)を受けました。
鐘馗は1番で合格して「状元」の称号を受けたのですが、
大きな体とひげ面で人相が悪かったため、
皇帝の玄宗は鐘馗を恐れて称号を取り消します。
そのことに絶望し、鐘馗は自殺してしまいます。
その後玄宗はマラリアにかかり
高熱のなか夢で小鬼に苦しめられるのですが、
そこに大鬼が現れ、あっという間に小鬼たちを退治したのです。
助けてくれた大鬼に「お前は誰だ」と尋ねると、
「鐘馗だ」と名乗ります。
「自分は科挙に落第したことで自殺したが手厚く葬ってもらったので、
 その恩に報いるため天下の災いを除くことを誓いにたてた」と。
その後夢から覚めた玄宗は病気が全快したことに気付き、
急いで画家に夢に出た鐘馗を描かせます。
マラリア(疫病)から救ったこと、科挙に合格したことから、
鐘馗様は疫病除け・学業成就のご利益がある神様として祀られるようになったのです。
村松山 虚空蔵堂 より)
 

鯉のぼり

滝を上った鯉が龍になるというChinaの伝説から
「立身出世の象徴」、「登竜門伝説」になぞらえて上げられる「鯉のぼり」。
「強く育ち、身を立てられるように」という願いを込めたものです。
本来は「真鯉」(黒い鯉)のみでしが、
明治時代頃から「真鯉」(まごい)と「緋鯉」(ひごい)で揚げるようになりましたが、
昭和頃からは家族を表すものとして子鯉(青い鯉)を足したものが主流となりました。
上から順に、「五色の吹き流し」、「真鯉」、「緋鯉」、「子鯉」を飾るのが
一般的です。
 
 

薬玉(くすだま)

(よもぎ)や菖蒲(しょうぶ)などの薬草を袋に詰めて毬形にし、
五色の糸を垂らしたものです。
疫病や魔を祓うため、端午の節句には、柱に掛けたり身に付けたりしました。
 「くす玉」のルーツです。
 

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