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五月忌み(さつきいみ)

「五月忌み」とは、
田植えを控えた女性達が、身を清めるために行っていた行事のことです。
古くは、田植えは生命を生み出す存在である女性達の仕事だったそうです。
女性は、田の神様に使える神聖な役割を持っていたためです。
 
 
田植えの日に、苗を田に植え付ける女性を「早乙女」(さおとめ)と言います。
田植えの始まりを「さおり」(または「さびらき」)と呼び、
田植えの終わりを「さのぼり」と言います。
早乙女達の田植えとは、
「さおり」から「さのぼり」までの間、
田植えは単に農作業と言うだけでなく、
田の神様をお迎えする農耕儀礼の意味がありました。
 
 
「五月忌み」は、田植えを行う前に 若い女性達が自宅に籠って、
身も心も清める儀式をしていたそうです。
この「五月忌み」と、Chinaから伝わってきた菖蒲を使った習わしが混合され、
菖蒲を家の屋根に菖蒲がしかれたり、
身を清めるために「菖蒲酒」が飲まれるようになったのです。
 
また、田植えが始まると農作業がきつくなり、暑さも重なるので、
「昼寝」をして体を休ませてもいいとされていました。
地方により昼寝の開始時期は、
「八十八夜」とも「籾撒き」が済んだらともバラバラですが、
終わりは「八朔」(旧暦8月1日)までと決まっていたようです。
 

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