うまずたゆまず

コツコツと

正月飾り(門松・かどまつ)

松や竹を筵で包み、荒縄で結んだ
「門松」や「松飾り」
「年神様(歳神様)」がおいでになるための目印です。
全国的な風習として日本人にはお馴染みの正月飾りです。
 

f:id:linderabella:20201213093232j:plain

 
 
平安時代「常緑の松は神様が宿る木」であり、
神様をお待ちするのに相応しいと考え、「松」が使われるようになりました。
後に、まっすぐに節を伸ばす「竹」と、
春一番に香り高く咲く  「梅」が縁起ものとして添えられました。
 
地方や家によっては、「松」ではなく、「榊」や「栗」、「楢」を飾ったり、
門松を全く立てなかったり様々です。
 
玄関だけでなく家の庭に、
また木の先端に葉を残した「栃」や「杉」、「竹」などを立てる地方もあるとか。
 
因みに、玄関前や門前に左右に対で立てるようになったのは、江戸時代頃からです。
門松は玄関の外の両脇に、
葉が長く太い「雄松」(おまつ)と短く細い「雌松」(めまつ)
対になるように飾るのが基本です。
この時、玄関に向かって左が「雄松」右が「雌松」になるようにしましょう。
 
飾る場所がない場合は、左右どちらかに一つだけ飾っても問題ありません。
マンション住まいの場合は、玄関の外側は共用部分に当たるため、
設置が認められていないと思います。
その場合は、玄関の内側に置いたり、松の小枝を使った略式の門松などを
飾ったりしてはいかがでしょうか。
 
 

f:id:linderabella:20201213093232j:plain

 
 
「門松」を飾り始める日は、早いところでは12月13日からですが、
一般的には12月28日から飾りつけるところが多いようです。
12月29日に飾るのは「苦立て(二重苦・9末日)」で縁起が悪く、
12月31日は「一日飾り」といってお通夜飾りに似て、神様に失礼に当たるので
飾りつけの日として良くありません。
 
 
一方、「門松」は一般的に、
松の内(神様のいる期間)と呼ばれる1月7日まで飾ります。
(関東では概ね1月7日まで、関西では15日まで飾ります。)
 
 江戸時代初期までは、「松の内」の期間は全国共通で1月15日迄でした。
1月15日まで「正月飾り」(門松、注連縄など)を飾り、
20日になると「鏡開き」をするのが一般的な正月の流れでした。
 
しかし、慶安4(1651)年4月20日に徳川家光公が亡くなり、
毎月20日が「月命日」となりました。
「月命日に鏡開きというおめでたい行事をするのはよくない」といった理由から、
「鏡開き」の日が11日に変更、と同時に、松の内の期間も7日までずれることに
なったのです。
 
 

f:id:linderabella:20201227110722j:plain