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コツコツと

二十四節気「冬至」

令和2(2020)年の「冬至」は12月21日です。
 
「冬至」とは二十四節気の一つで、
北半球において最も昼が短い(=夜が長い)日のことです。
(反対に、南半球では最も昼の時間が長い日になります。)
「夏至」の日と比べると、
北海道の根室で約6時間半、東京で約4時間40分もの差があるそうです。
 
冬は植物が枯れ、動物は冬眠してしまうため、食料が手に入りにくくなります。
更に日照時間が短いため、生命の源である太陽の恵みを享受しにくく、
人々は生活の不安を感じていました。
特に北半球では、冬至に対する不安は大きかったようです。
 
そのため、昔は「冬至」の日は「死に一番近い日」と言われ、
その厄(やく)を払うために無病息災を祈り、
野菜の少ない季節に栄養を補給するための「かぼちゃ」や「小豆」を食べたり、
その香りに邪を祓う霊力があると信じられている「柚子のお風呂」に入るなどして
夜を越していたようです。
そしてこの慣わしは現在も続いています。
 
 

冬至粥(小豆粥)

「冬至粥」とは、小豆を入れたお粥のことです。
小豆は「鬼毒を殺し、痛みを止める」と記載されているほど、
昔からその効果効能が知られていました。
また、小豆の赤が太陽を意味する魔除けの色なので、
厄祓いになるとも言われています。
 

南瓜(かぼちゃ)

「かぼちゃ」は栄養豊富で長期保存がきくことから、
冬の栄養補給になります。
冬至に「かぼちゃ」を食べると
風邪や中風(脳血管疾患)にならないと言われています。
 

こんにゃく

「こんにゃく」には、体に溜まった砂(毒素)を出してくれると
考えられていました。
冬至の日にこんにゃく食べて、1年分の汚れを落とし体をキレイにして
新たな1年を迎えるという意味が込められています。
 

大根

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冬至の日に最も重んじられる野菜は「大根」です。
大根は冬の野菜の代表的な物で、
1年12か月になぞらえて、12本の大根を贈る慣習もあるそうです。
「冬至大根」と言って、冬至になると「大根煮」を振る舞う神社もあります。
 

運盛り

冬至の日に「ん」の付く食べ物の盛り合わせを供えることを
「運盛り」と言います。
特に、「ん」が2つ付くものを「冬至の七種」と言います。
「運盛り」は縁起かつぎだけでなく、
栄養をつけて寒い冬を乗り切るための知恵でもあります。
 

柚子湯

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冬至の日に「柚子湯」に入ると、
風邪を引かないと言われています。
これは、当時を過ぎると寒さが厳しくなるので、
元気に冬を乗り越えられるようにとの願いが込められています。
実際「柚子湯」には、血行を促進して冷え性を緩和したり、
体を温めて風邪を予防したり、
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。
更に、芳香によるリラックス効果もありますから、
元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。
 
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