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冥王星

冥王星」は惑星ではありません。
 
平成18(2006)年に惑星から「純惑星」へ格下げとなったのです。
一体、なぜ冥王星は惑星から外されてしまったのでしょうか。 
冥王星」は、1930年に
米・ローウェル天文台天文学者クライド・トンボーにより発見されました。
冥王星」は直径2370km程しかありません。
これは月の直径が3474kmであることと比較すると、かなり小さい星と言えます。
 
冥王星が発見された当時はまだ、「惑星」に明確な定義が存在していませんでした。
ただ「太陽のまわりを回っている星」というイメージでのみ語られていました。
 
ところが近年の研究によって
  • 2001年には「イクシオン」(直径約1200km)
  • 2002年には「クワオアー」(直径約1280km)
  • 2004年には「セドナ」  (直径約1800km)
など、冥王星クラスの大きさをした新天体が次々に見つかりました。
 
これらは冥王星より更に外側を回る、「太陽系外縁天体」とされています。
そして2005年、後に「エリス」と命名される冥王星よりやや大きいと推測された
外縁天体の発見されたことにより、惑星論争は本格化。
 
「エリス」を惑星に入れていいのか、入れてはいけないのか。
それを決めるために「惑星の定義」を今一度きちんと考えることになり、
「エリス」発見の翌年である2006年に
IAU(国際天文学連合)によって惑星の定義が決められました。
 
IAUによる「惑星」の条件は以下の3つです。
  • 太陽のまわりを公転している
  • 自らの重力によってほぼ球形を保っている  
  • 軌道の近くに衛星以外の天体がない
 
この3つの条件を満たしていれば、太陽系の惑星と認められます。
冥王星は太陽のまわりを回り、自重によって球形を保っているものの、
軌道の近くに大きな天体があるので上の2つしか当てはまらず、
「惑星」の条件を満たしていませんでした。
 
そのため、冥王星が惑星から外れ、準惑星に格下げになってしまったのです。

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